このプロジェクトは、平成22年3月に廃校となった旧掛川市立原泉小学校の跡地および空間の活用推進を目的とし、「地域住民のよりどころ」という原泉小学校の役割を継承しながら、中山間地域の人びとが集い、活動する場として、さらには地域外の人との交流の場として、「交流」「遊び」「学び」の要素を備えた「さくら咲く学校」を小学校跡地に創造しようという活動である。
地域資源を有効に活かし、地域の環境やイメージに合った内容でこれらの機能を提供するほか、雇用創出や経済活動へとつながり、住民の利便性や快適性の向上にも寄与する施設を実現しようと、2年半前からこの原泉地域へ通ってきた。日本各地の都市部や農村部の過疎地で小学校の廃校化が進むなか、この試みは、単なる廃校の再利用にとどまらず、学区という枠を外した地域交流のための学校の新設を通じて、地域の再生を実現しようという考え方だ。
施設名『さくら咲く学校』は、地域の期待と希望を校庭の桜に重ね、「人が咲く、想いが咲く、地域が咲く、ここから咲く」というように、桜の花だけでなく気持ちや心に花を咲かせたいという願いを込めている。
跡地活用は、原泉地域の未来づくりだ。小学校の跡地をどう活用するか、と考えるだけでは、本当の原泉の活性にはつながらない。「原泉の良いところは何か?」「原泉の可能性はどこにあるのか?」を、皆でひもとき、確認し合ってきた。地域の未来を、じっくりと考え抜いてみると、ただ跡地をこう使いたいというだけでなく、「学校跡地を核に地域がこうなっていきたい」という地域づくりの要素がどうしても必要だという結論に至った。
そのためには、行政と住民はもとより、第三者の参画を求めようと考えた。行政だのみ(地域の公共施設として運営する)か、住民が頑張る(地域住民が主体となり交流施設を運営する)か、という二者択一論でなく、第三者(信頼できる企業、市民団体、NPO、組合、大学・研究機関等と共同で運営する)の参画を通じて、新たな地域交流を産もうという考え方である。これが「地域住民のよりどころ」という原泉小学校の役割を継承し、地域の人々が集い、活動する場として、さらには地域外の人との交流の場として、「交流する」「遊ぶ」「学ぶ」機能を備えた『さくら咲く学校』構想の原点である。
そのために3つのテーマ:課題を掲げ、各テーマが相互に連携し、バランス良く機能として進化していくことを目指し、計画をすすめていくこととした。
1)「暮らす」人のために活用する
例えば、コミュニティー施設(地域生涯学習センター、原泉小学校記念館)として
2)「訪れる」人のために活用する
例えば、滞在・宿泊施設、体験・交流施設、学び舎(スポーツ、文化、芸術)として
3)「営 む」人のために活用する
例えば、組合、NPO、企業等の経済活動の場、自治会等の収益活動の場 として
「さくら咲く学校」は、この施設の管理運営を担うため、現在、施設を活用した事業計画をつくり、施設を活用した事業者の募集活動をすすめている。開校までに、高齢者福祉サービス、山岳ガイド・自然体験学習、部品加工組立の3事業者が、この地域の特性と考え方に賛同していただき、事業参画に加わった。さくら咲く学校は、事業へ参画したい方を門戸を開いて待っている。ただし、この考え方への賛同が不可欠だ。
地域資源を有効に活かし、地域の環境やイメージに合った内容でこれらの機能を提供するほか、雇用創出や経済活動へとつながり、住民の利便性や快適性の向上にも寄与する施設を実現しようと、2年半前からこの原泉地域へ通ってきた。日本各地の都市部や農村部の過疎地で小学校の廃校化が進むなか、この試みは、単なる廃校の再利用にとどまらず、学区という枠を外した地域交流のための学校の新設を通じて、地域の再生を実現しようという考え方だ。
施設名『さくら咲く学校』は、地域の期待と希望を校庭の桜に重ね、「人が咲く、想いが咲く、地域が咲く、ここから咲く」というように、桜の花だけでなく気持ちや心に花を咲かせたいという願いを込めている。
跡地活用は、原泉地域の未来づくりだ。小学校の跡地をどう活用するか、と考えるだけでは、本当の原泉の活性にはつながらない。「原泉の良いところは何か?」「原泉の可能性はどこにあるのか?」を、皆でひもとき、確認し合ってきた。地域の未来を、じっくりと考え抜いてみると、ただ跡地をこう使いたいというだけでなく、「学校跡地を核に地域がこうなっていきたい」という地域づくりの要素がどうしても必要だという結論に至った。
そのためには、行政と住民はもとより、第三者の参画を求めようと考えた。行政だのみ(地域の公共施設として運営する)か、住民が頑張る(地域住民が主体となり交流施設を運営する)か、という二者択一論でなく、第三者(信頼できる企業、市民団体、NPO、組合、大学・研究機関等と共同で運営する)の参画を通じて、新たな地域交流を産もうという考え方である。これが「地域住民のよりどころ」という原泉小学校の役割を継承し、地域の人々が集い、活動する場として、さらには地域外の人との交流の場として、「交流する」「遊ぶ」「学ぶ」機能を備えた『さくら咲く学校』構想の原点である。
そのために3つのテーマ:課題を掲げ、各テーマが相互に連携し、バランス良く機能として進化していくことを目指し、計画をすすめていくこととした。
1)「暮らす」人のために活用する
例えば、コミュニティー施設(地域生涯学習センター、原泉小学校記念館)として
2)「訪れる」人のために活用する
例えば、滞在・宿泊施設、体験・交流施設、学び舎(スポーツ、文化、芸術)として
3)「営 む」人のために活用する
例えば、組合、NPO、企業等の経済活動の場、自治会等の収益活動の場 として
「さくら咲く学校」は、この施設の管理運営を担うため、現在、施設を活用した事業計画をつくり、施設を活用した事業者の募集活動をすすめている。開校までに、高齢者福祉サービス、山岳ガイド・自然体験学習、部品加工組立の3事業者が、この地域の特性と考え方に賛同していただき、事業参画に加わった。さくら咲く学校は、事業へ参画したい方を門戸を開いて待っている。ただし、この考え方への賛同が不可欠だ。
建物づくりが先行するケースの多い公共サービスにおいて、じっくりとヒトとヒトとが対話する時間をもち、事業をはじめようとされていることに敬服いたします。
地元住民、市民、自然愛好家や観光客など、利用者のニーズや自己実現欲求を1つ1つカタチにされ、掛川の盛り場となることを祈念し応援しています。