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台湾自転車事情~その3

2011-12-31 01:13:52 | サイクルツーリング
 台中はGIANT社の本拠地だ。フラッグシップショップも、女性専用サイクルショップ“LIV”も、さらには自転車専門誌「単車誌」の編集部もここにあった。また、最近出来たという話題のサイクルショップ“185”も台中にあり、この写真は“185”の店内だ。驚いたことにカウンターバーが備わっている。

 “185”の自転車展示空間は圧巻で、キャノンデールだけで15台以上を展示。レンタサイクルも質の高いもので、写真ではタンデムと「自行車出租」というレンタサイクルのサインを紹介しておこう。

 GIANT社は、自転車の旅を専門とする“GIANT ADVENTURE”という旅行会社を傘下に置き、台湾一周912kmを9日間で巡るツアーなどを商品化し、販売している。もちろん、3日間行程のツアーが主力となるようだが、注目すべきは、日本での3泊4日ツアーを催行している点で、これは沖縄への渡航型自転車旅なのだ。

 われわれの目論見としては、この日本への旅を静岡へ、というものである。新緑・新茶の季節や、紅葉の時期に合せたサイクルツーリズムにきっと可能性があるはずだ。折しも、3月25日から静岡空港と台北空港を結ぶ定期便の就航が決まった。これは追い風だ。GIANT ADVENTURE の若い女性スタッフに、通訳を介してプレゼンテーションし、3月にはファムトリップで実際に静岡を訪れてもらうことにした。

 台中でも台北でも、自転車道の整備が驚くほどすすんでいる。それに輪をかけるような、行政が発行する自転車マップの充実度に目を見張った。鉄道の廃線路や河川敷が自転車道となっているケースが多いようで、なんと牛車やリヤカーは禁止のサイン。ロコサイクリストたちは、ロードバイクにサイクルウエアをバリバリにきめた最近の日本のスタイルとは違い、おおらかで、日常の中にある自転車生活を愉しんでいるように見えた。



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1 コメント

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Unknown (村松@浜松自宅カフェ)
2012-01-04 20:55:57
木製のサイクルラックのアイディアいただき!(笑)

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