ひかるんち

セレブな日々にあこがれて・・・

入学式

2008-04-09 02:26:10 | Weblog
今日は息子の入学式でした。

しかし、嵐のような大雨
おろしたての革靴も制服もびしょぬれ・・・・

体育館の屋根を叩く雨音は尋常じゃなく、校長先生の話もよく聞こえず・・・

浮かない顔で、入学式を終了した息子。

今まで病気と闘いもくもくと頑張ってきましたが、何だかふてくされた顔をしてました。

入学式、ホームルーム終了後、私達親子は保健室に呼ばれました。
息子の身体のことをいろいろと話したいとのこと。
養護の先生、担任、学年主任と対談。

一通り、ICDの説明をし、病気の状況も伝えました。
最後に担任が、クラスのみんなにはどんな風に伝えますか?との問いかけに息子は
「誰にも言いたくない」
といいました。

しかし、もしものときは誰かに助けてもらわなければならない。
また、体育などを見学していれば、どうして?と思われるよと話したのですが、始終ふてくされ顔で、とりあえず、家に帰って話しますと帰ってきました。

自宅へ帰ると息子は
「もう、学校やめたい」

おいおい、入学式しかおわってないぞ!!

様々な苦難を乗り越えての進路決定だった。
当初、命を救うだけで精一杯で、受験など夢のような話だった。
奇跡的に急激に回復をしたものの、受験生の一番大切な時期を約2ヶ月ベッドの上で過ごした代償は大きかった。

徒歩通学可能な学校。
無理な受験勉強をしなくても、今の成績で充分いける学校。

この2点に絞って決めた学校だったけど、息子が病気になる前に行きたかった学校は違う学校だった。

正直に言うと、かなりランクを下げての受験。
やはり、娘の通う学校とは様子が明らかに違うのは私も感じた。
新入生にもかかわらず、ワイシャツの第一ボタンをはずし、ネクタイはだらしなくぶら下がっている。
頭髪を明らかに染めている子も多く見られた。

あまりにひどい子に先生が注意したら逆切れして出て行ってしまったと息子に聞いた。

息子は
「ママ、入学式だよ。入学式にクラスに二人もこんな子がいたんだよ。何だかイヤになっちゃったんだ。」

色んなことを諦めてきたことは充分承知している。
本当に辛かった。

色んな話をした。
人は見た目で決めちゃいけない。
まだ、クラスの誰のこともよく知らないうちに勝手に判断するのは浅はかだ。
どんな環境の中でも誘惑に流されず、大学受験のためにしっかりと頑張ればいい。
そんなに多くの友達を軽蔑するような言動をするなら、学年トップの成績を修めてから言え。


ようやく息子も腹の虫がおさまったようだ。

本当は、ママだってイヤな気分だった。
でも、それはこの大雨のせいかもしれないしね。
それでも、この厚い雲の上には間違いなく太陽は昇っているんだから。

私は息子の学校の役員を引き受けた。
学校と密に連絡を取れるようにしたかったから。

息子は私の今の状況を一番わかっている。
それでも、自分のために役員を引き受けたのならと頑張る気になってくれた。

夕方から仕事の打ち合わせに出かけた。
夜、実家によって母のマッサージをしに行ったら父が熱を出していた。
二人の看病を完了し、寝かしつけ、家に戻ったのは12時過ぎ。

息子の部屋の明かりはまだついていた。
真面目な顔して勉強していた(笑)

何でもあさって早速、学力測定テストというものがあるらしい。
・・・一番になるつもりか!?(笑)

今日も祈る。
いつまでも祈り続ける。
それは息子を信じるという簡単そうでとても難しい自分の心を定めるために。