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【高松宮記念】ミスターX トゥーレ“最後”飾る! <SP
春のG1シリーズがいよいよ開幕する。中京メーン11Rは、電撃の6F戦・高松宮記念。今開催終了後に中京競馬場は改修され、現行での高松宮記念はこれでラストとなる。
開催最終週に行われるため、内の馬場は荒れ放題。外差し天国かと思いきや、意外にそうでもない。過去10年の勝ち馬の4角での位置取りは1~11番手。平均すると5・8番手で、先行馬に有利な舞台なのだ。土曜に行われた芝1200メートル戦2レース(7、12R)の結果はともに逃げ切り勝ち。しかも後続に2馬身差以上をつけての圧勝だった。先行馬有利の傾向は今年も続いている。
そこで、先行力豊富なアルティマトゥーレを狙う。昨秋のスプリンターズSは1番人気に支持されたが、5着に敗れた。直線で前が狭くなる不利があり、不完全燃焼の競馬。快勝した前走・シルクロードSのようにスムーズに運べれば、十分巻き返せる。これでラストランとなるが、絶好調男・横山典の手綱さばきで、悲願のG1制覇を飾る。
馬単(3)から(2)(4)(6)(11)(17)。 [ 2010年03月28日 ]
【高松宮記念】アルティマトゥーレ有終Vだ <SP
アルティマトゥーレも無事に中京到着。「少し道路が混雑して、時間は掛かってしまったが、当日に10キロ減ることを想定して余裕を持たせてあるし、むしろちょうどいい」と三浦厩務員。今回が引退戦。「1年前に転厩してきたときから、本当にいい馬だなと思ってやってきた。ここまでは予定通りに来たので、何とか最後を飾らせてやりたい」と祈るような気持ちでゲートインを待つ.
[ 2010年03月28日 ]
【高松宮記念】アルティマトゥーレ最高 <DA
最高の状態でラストランに臨むアルティマトゥーレ
「高松宮記念・G1」(28日、中京)
このレースを最後に引退するアルティマトゥーレ。奥平師は「今回が最後のレースであり、最後のG1。ここにかける思いは強い」としみじみと語る。
現役最後の追い切りは美浦Pで追われ、単走で4F52秒7‐38秒7‐12秒6。時計的には平凡だったが「いい追い切りができた」と指揮官。先週までに5Fからの時計を3本消化しており、直前は感触を確かめる程度。オーバーワークにならないように細心の注意を払って追われた。「4Fから行って、しまいは我慢させたものを開放してやるようにやった。非常に順調」と納得の表情を見せた。
今回は昨年のスプリンターズSに続き2度目のG1。昨年の1月は500万の身だったことを考えると、この1年余りでたくましく成長した。この快進撃を支えたのが美浦のポリトラックコースだ。栗東の森厩舎でデビューしたが、体質面の弱さから思うような調教ができなかった。
08年の9月に奥平厩舎へ転厩。ここではポリトラックでしっかりと鍛えられた。「グリップのいいポリがこの馬に合っている。美浦へ来たことが正解だった」と指揮官。07年11月に開設された新コースが運命を変えた。
迎える最後のレース。「チャンスはあると思っているし、いい思いをさせて引退させてあげたい」と力が入る。ラストランへ向けて最高の状態で臨む。