【プロキオンS】ガーベラ、驚速レコードV!/SP
<プロキオンS>◇G3◇阪神◇ダ1400メートル◇3歳上◇出走16頭
阪神のダート重賞「プロキオンS」は、ただ1頭の牝馬ケイアイガーベラが逃げてレコードV。1番人気ナムラタイタンはデビュー6連勝でストップした。
紅一点のケイアイガーベラが居並ぶ牡馬を寄せ付けなかった。ドンピシャのタイミングでゲートを飛び出すと、テンからエンジン全開、楽々とハナへ。直線を向いても脚色は衰えず後続に4馬身差。圧巻の逃げ切りだ。1分21秒8はダート1400メートルのJRAレコード。95年にタイキパイソンがマークした1分21秒9(京都=重)を更新。見た目、数字ともに強烈なインパクトだった。
初コンビの岩田が笑顔で振り返る。「自信を持って乗ったよ。外枠だったので2番手からでもいいと思っていたんだけど、スピードの違いでハナへ。馬の調子が良すぎて行っちゃったね」。鞍上は出来の良さを肌で感じ取っていた。坂路での最終追いにまたがり、余力残しの手応えで4F48秒7をマーク。「51秒か52秒のつもりで乗ったのに時計を見てビックリ。素晴らしい動きだった」。船橋のマリーンC4着以来、3カ月ぶりのこの一戦に絶好の仕上がりで参戦。すべてがうまくかみ合った。「運があって乗せてもらって結果を出すことができて良かった。牝馬でも落ち着きがあるし、スピードがあってゲートも速い。乗っていて楽だよ」
4歳夏を迎えて体つきがグンとボリュームアップ。以前とは見違えるほどのたくましさだ。平田師は成長度をこう評価している。「きょうのプラス14キロは前走で輸送して減った分が戻ったのと少し増えた分。3歳の頃と比べてだいぶ厚みが出てきたし、ダート馬らしくなってきたよ」
次走は7月18日のサマーチャンピオン(佐賀)を予定していたが、もう一度プランを練り直していく。「佐賀はやめて北海道に放牧。予定は白紙だけど、凄いスピードを持っているし、1000メートルに参戦するしかないね」。年内の目標として見据える舞台は交流G1のJBCスプリント(11月3日、船橋ダート1000メートル)。ダート短距離の頂点を目指す。
◆ケイアイガーベラ 父スマーティジョーンズ 母アンナステルツ(母の父ダンチヒ)牝4歳 栗東・平田厩舎所属 馬主・啓愛義肢材料販売所 生産者・北海道新冠町隆栄牧場 戦績10戦6勝 獲得賞金1億506万円。
[ 2010年07月12日 ]
【プロキオンS】サマーウインド「距離適性の差」/SP
際どい2着争いを制したのはサマーウインド。人気のナムラタイタンの追撃を鼻差封じ込めた。藤岡佑は「ゲートは出た方で折り合いもスムーズだった。これで負けたんだから、距離適性の差では」と分析した。そして「ごまかして…ではなくピッタリ折り合っての走りだった。今後は距離の融通が出てくると思う」と今後につながる内容に手応えを感じていた。
[ 2010年07月12日 ]
【プロキオンS】タイタン3着、連勝止まった/SP
断然人気のナムラタイタンは3着。デビューからの連勝は6でストップした。「レコードで逃げ切られたら相手を褒めるしかないんじゃない?僕の馬も脚は使っているし、展開に尽きる」と熊沢はサバサバした表情。「馬はいい雰囲気になっていたし、初めての馬込みにも対応してくれていた。これからを楽しみにしてください」と前向きに話した。大橋師は「前残りの展開ではあったけど、現状の力かな。今後のことは馬の状態を見ながら。また鍛え直します」と巻き返しを誓っていた。 [ 2010年07月12日 ]
【プロキオンS】戦い終えて/SP
▼4着ダイショウジェット(柴山)思った通り芝の部分であまり進んでいかなかったけど、しまいはいい脚で伸びてくれた。
▼5着ティアップワイルド(池添)流れに乗れたし直線もこの馬なりに伸びていた。モマれた経験が今後に生きてくる。
▼6着セレスハント(福永)芝のスタートのところでつまずいてしまった。
▼7着シャイニングアワー(幸)枠もあって外々を回る形に。最後は伸びてきているしメドは立った。
▼8着タマモホットプレイ(渡辺)まあまあいい手応えで回ってこれたんだけど…。
▼9着グロリアスノア(小林慎)できればパサパサの馬場でやりたかった。ある程度前々でと思って競馬をしたけど、やっぱりしんどいね。
▼10着タートルベイ(藤岡康)この馬場だし時計が速いと思ったので早めに動きたかったが…。さばくのに手間取ってしまって。
▼11着マカニビスティー(川田)ずっとおっつけ通し。砂をかぶったら全く進まなかった。
▼12着プロセッション(二本柳)タメるところなく脚を使ってしまった。
▼14着トーホウアタック(和田)上がりが速かった。
▼15着メイショウシャフト(難波)久々だったので。
▼16着コスモセンサー(川原正)他馬を気にするところがあった。 [ 2010年07月12日 ]
ガーベラVタイタン破った/プロキオンS/NI
大外8枠16番から好スタートを決めたケイアイガーベラ(牝4、栗東・平田)が、持ち前のスピードを生かして逃げ切りV。1分21秒8のレコードで重賞初勝利を飾った。デビュー6連勝中で単勝1・7倍の断然1番人気ナムラタイタン(牡4、栗東・大橋)は3着に敗れた。
朝から雨が降ったりやんだりでやや重となった高速馬場が、ただ1頭の牝馬に重賞初勝利をプレゼントした。ポンと好スタートを決めると、ガーベラは馬なりで先頭に。内から断然1番人気のナムラタイタンが手綱をしごいて先行しようとするが、スピードの違いで寄せ付けない。楽に直線を向くとさらにスパート。2番人気サマーウインド、さらにナムラタイタンも追いすがったが、逆に4馬身突き放し、従来のレコードを0秒1上回る1分21秒8でゴールに飛び込んだ。「自信をもって乗れた。2番手でもいいと思ったけど、馬の調子が良かったのでハナに行けた。乗っていて楽な馬。初騎乗で結果を出せてうれしい」と岩田騎手は笑顔だった。
馬連(8)(16)1960円、
馬単(16)(8)3960円、
3連複(1)(8)(16)930円、
3連単(16)(8)(1)8930円。
(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合して下さい)
[2010年7月11日20時41分]
【プロキオンS】ガーベラがレコードV
2010.7.11 15:55
阪神競馬10Rプロキオンステークス1着16番ケイアイガーベラ=阪神競馬場(撮影安部光翁)
11日、阪神競馬場で「第15回プロキオンS」(GIII、ダ1400メートル)が行われ、岩田康誠騎手騎乗の4番人気ケイアイガーベラ(牝4歳、栗東・平田修厩舎)が好スタートからハナを切ると、そのまま逃げ切り、4馬身差で圧勝。勝ちタイムは1分21秒8(稍重)のコースレコード。
2着は藤岡佑介騎手騎乗で2番人気のサマーウインド(牡5歳、栗東・庄野靖志厩舎)。
圧倒的1番人気に支持された熊沢重文騎手騎乗のナムラタイタン(牡4歳、栗東・大橋勇樹厩舎)は、2着とハナ差の3着に敗れ、ディープインパクト以来のデビュー7連勝はならなかった。
「凄くスタートも良く能力を感じる走りでした。追い切りで素晴らしいタイムを叩き出して、調子も良くて、楽にスピードの違いでハナに行けた。マイペースで逃げることが出来ました。牝馬なんですけど、素直で可愛い娘で走る馬で言うことないです」と岩田康誠騎手はケイアイガーベラを絶賛した。
勝ったケイアイガーベラは、父SmartyJones、母アンナステルツ、母の父Danzigという血統で、通算10戦6勝(うち地方1戦0勝)。重賞は初制覇。岩田康誠騎手と平田修調教師はプロキオンS初制覇となった。
【プロキオンS】華麗なる逃走劇!紅一点ガーベラ圧巻レコードV/SP
「第15回プロキオンS」(3歳上、G3、ダート1400メートル)は11日、阪神競馬場で行われ、4番人気ケイアイガーベラ(牝4=平田修)が華麗に逃げ切って重賞初制覇を飾った。
圧勝だった。ハナを奪って、ペースを握ると、やや重で脚抜きのいい馬場を生かして、スピードに乗った。直線を向くと、勢いは衰えるどころかスピードは増すばかり。紅一点のガーベラは15頭の“オトコ”たちを後続に従えゴールイン。2着との着差は4馬身、タイム差はコンマ7秒と完ぺきな内容だった。勝ちタイム1分21秒8は従来のJRAレコードを0秒1更新するおまけつき。
単勝1・7倍の1番人気ナムラタイタンは懸命に勝ち馬を追ったが、3着がやっと。デビューからの連勝は6で止まった。
[ 2010年07月11日 16:26 ]
【プロキオンS】1番人気に逆らうな /SP
阪神10R・プロキオンSは開幕週に開催されていた00~05年、京都開催の06年を含め、過去10年で1番人気が【6400】と絶対的な信頼度を誇る。好配当を狙うなら“ヒモ荒れ”に期待するのが賢明か。
[ 2010年07月11日 ]