「チューリップ賞・G3」(6日、阪神)
ケイコは平凡でも実戦で変わるタイプ。ベストクルーズは3日、栗東CWでラフォルジュルネ(3歳500万下)に半馬身ほど及ばなかったが、遅れるのはいつものこと。それでもしぶとく踏ん張り、6F88秒3‐40秒4‐11秒9。松田博師は「追い切りはこんなものだが、この馬としては、辛抱していたし、だいぶ走るようにはなった」と成長を感じていた。3カ月の休養明けも調整は順調だ。
これまですべて3着以内の堅実派。ファンタジーSは好位から2着、阪神JFでは後方から伸びて3着と、重賞でも実績を残している。デビューからコンビを組む安藤勝は「ポジションはこだわらないし、どんなレースでもできる。どれだけ成長しているか楽しみ」と期待を寄せる。桜花賞へ向けて足踏みはできない。