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【ラジオNIKKEI賞】グローリー闘魂注入
/SAN
2010.7.1 05:08
豪快なアクションで併せた相手に大差先着したトゥザグローリー。重賞初制覇に向けて準備OKだ=栗東トレセン(撮影・安部光翁)

トゥザグローリーが、栗東ポリトラックで6ハロン82秒6、ラスト1ハロン11秒4と力強く伸び、厩舎の先輩オープン馬に大差先着した。青葉賞2着から挑んだダービーは7着に終わったが、今回のメンバーなら実績上位。池江泰郎調教師は「小回りの福島も問題ない。勝つチャンスはある」と愛馬の重賞初Vを信じている。

陣営の熱い思いに、厩舎ゆかりの血統馬が抜群の動きで応えた。ダービー7着のトゥザグローリーが、重賞初制覇に向けて絶好のスパーリングを見せた。

栗東ポリコースで行われた最終追い切りは、「前に馬がいるよりも、後ろの馬につつかれる方が真面目に走る」(池江調教助手)ことを考慮し、内のサクラオリオン(牡8OP)に1馬身ほど先行する形でスタート。スムーズに折り合い、四肢をしっかりと伸ばして、徐々にペースを上げていく。見せ場は、最後の直線。鞍上がステッキを飛ばして、“未完の大器”の闘志に火を点けると、500キロ超のパワフルな馬体を揺らして、豪快なフットワークを披露。ラスト1ハロン11秒4と鋭く伸びて、厩舎の先輩をブッチ切った。

「普段は気合乗りがもうひとつの感じなので、直線で気合を注入した。きょうは前向きに走っていた」。手綱を取った村本調教助手は好感触を口にした。池江郎調教師も「先週、一杯にやったので、今週は上がり重点の調教。末脚の伸びは良かったし、仕上がりは言うことない」と満足げだ。

同厩舎で01年エリザベス女王杯を制したトゥザヴィクトリーを母に持つ良血馬。前走の日本ダービーでは勝ち馬に0秒5差と見せ場を作ったように、素質の高さは一級品だ。

「体が絞れて、動けるようになってきた。正攻法の競馬もできるし、小回りの福島も問題ない。勝つチャンスはあると思う」とトレーナーは力を込める。

メジロマックイーン、ディープインパクトなどの名馬を育て上げ、JRA重賞67勝を誇るベテランも、この福島コースでは重賞を勝っていない。今回勝てば、史上4人目となるJRA全10場重賞制覇の快挙。来年2月で定年を迎えるトレーナーに、名牝の息子がメモリアルVをプレゼントする。(鈴木康之)

 


【ラジオNIKKEI賞】グローリー“一変”加速/SP

「第59回ラジオNIKKEI賞」の追い切りが30日、美浦、栗東両トレセンで行われた。栗東ではトゥザグローリーがポリトラックで強烈な伸びを見せ、重賞初制覇へ上がり目十分の動き。管理する池江郎師はJRA全10場重賞制覇に王手をかけており、最後の“みちのく決戦”を制すと史上4人目の快挙達成だ。

 将来性豊かなトゥザグローリーが躍動感あふれる動きを見せた。1週前追い切りでは調教を担当する池江助手が「少しモサモサしていた」と併走馬に遅れ、不穏な空気が漂っていたが、この日はポリトラックの併せ馬で気配一変だ。

 トゥザグローリーが先行し、サクラオリオン(8歳オープン)が追走する形を取り、4コーナーで2頭並んでからのフットワークはスムーズそのもの。ラスト1Fで鞍上が気合注入のムチを入れると、グーンと加速してラスト1F11秒6(6F83秒4)。鋭い切れ味を発揮した。

手綱を取った村本助手は「先週金曜にキャンターで乗って、けさが2回目の騎乗。騎乗者を替えて気分転換を図った」と経緯を説明。「気を抜くところがなく集中していたし、しまいもしっかり。最後はムチに応えてもうひと伸びした」と上々の手応えだ。

頂点のレースを戦った後に“それ以上”を望むのは難しい。しかしこの馬には、さらなる上昇の可能性があることを村本助手が示唆する。「まだキャリア4戦。ここまで能力だけで走っているからね。馬体もこの攻めでなんとかひと絞りできたかな。完成となると秋以降かもしれないけど器は大きいんじゃないか」

世代の頂点を争うダービーで積極的に先行し、見せ場をつくる0秒5差7着。ラジオNIKKEI賞で注目を集めるのは当然だ。ハンデ56キロもむしろ他陣営から「1キロ軽いのでは?」と声が上がったほど。だが、一方でダービーの次のレースは多くの馬にとって鬼門。死力を尽くした後に加えて気温も上がる。結果を出すには並々ならぬタフさが必要だ。それでも最終リハーサルの動きを見ればワンランク上の仕上げに持ってきたと見ていい。

大器はまだ底を見せておらず、前走の疲れも感じさせない。“ダービーの次走”を白星で飾る馬は往々にして大物であることは歴史が証明している。将来のために、ここは落とせない一戦だ。

≪ダービー→Vは過去19頭≫00年以降、ダービー出走馬が次のレースを勝ったのは19頭(JRAのみ)。そのうちシンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、スズカマンボ、シャドウゲイト、アドマイヤムーン、ドリームジャーニー、ナカヤマフェスタの7頭はのちにG1(海外含む)を制した。 [ 2010年07月01日 ]


【ラジオNIKKEI賞】グローリー評価最上位 /SAN

2010.6.30 05:08
トゥザグローリーは父キングカメハメハ、母トゥザヴィクトリーという上質の配合。ローカルのGIIIなら楽に勝って不思議ない。週末は雨予報だが、父は重馬場のすみれSを快勝し、産駒のアパパネも稍重のオークスでV。母もダートのドバイワールドC2着とパワー十分。馬場が渋っても問題ないはず。また、母は札幌でクイーンS勝ちがあり、小回りへの適性もある。

もう1頭のキンカメ産駒ナイスミーチューは半兄にスプリングS勝ちのフライングアップル。重賞初挑戦でも、いきなり好勝負する血統背景がある。

クォークスターは父がアグネスタキオンで、母系はダイワメジャー、ダイワスカーレット兄妹やヴァーミリアンと同じ。底力があり、晴雨兼用の系統だ。

リリエンタールは父モンジュー、母の父モンズンともに中長距離向きのパワータイプ。道悪はいいが、もう少し距離がほしい。

シンボリクリスエス産駒はサクセスブロッケンに代表されるように活躍馬が筋骨隆々でパワータイプが主流。シャイニンアーサーは母の父サンデーサイレンスで血統的にもさらなる成長力が見込める。オリエンタルジェイは母が米ダートGIIウイナー。芝、ダート、道悪など条件を問わず力を出せる。

アースガルドはヴィクトワールピサやロジユニヴァースと同じネオユニヴァース産駒。ひと雨降っても苦にしない。

マンハッタンカフェ産駒は2頭。ガルボはここ2戦GIとはいえ惨敗続きなのは気になる。父の産駒は不振に陥ると長く続く傾向がある。それなら道悪の桜花賞を勝ったブロケードが近親にいるアロマカフェが上位か。

レッドスパークルの父ニューイングランドは08年の勝ち馬レオマイスターと同じ。母の半妹にキストゥヘヴンと母系もいい。(血統取材班)



【ラジオNIKKEI賞水曜追い】グローリーぶっちぎった~!/SP

ダービーが0秒5差の7着で見せ場があったトゥザグローリー(牡3=池江郎)はラジオNIKKEI賞で大いばりの存在だ。追い切りはポリトラックコース併せ馬で6F78秒7、ラスト11秒4(非公式)。併走馬を4馬身ぶっちぎった。「後ろからつついてもらったのもあるけど、集中して走った。しまいもしっかりしていた」と騎乗した村本助手。まだキャリア4戦。「今はまだ能力だけで走っている。完成は秋以降かもしれないが、器は大きいんじゃないかな」と話している。
[ 2010年06月30日 13:08 ]


グローリー重賞初Vで秋へ/ラジオN賞/NI
<ラジオNIKKEI賞>

飛躍の秋はここから始まる。トゥザグローリー(牡3、栗東・池江泰郎)が、ラジオNIKKEI賞(G3、芝1800メートル、7月4日=福島)で初重賞制覇を狙っているダービー直行組とは相性の悪いレースだが1ケタ着順馬なら信頼できるデータがある。3月デビューで4戦目、強敵相手に7着と素質は断然。勝って秋へと一直線だ。

過去10年でダービーから直行した10頭のうち、馬券に絡んだのは01年のトラストファイヤー(1着)のみ。直行組には鬼門ともいえるレースだが、ダービー7着のトゥザグローリーなら話は別だ。というのも、1ケタ順位を獲得した15頭は【4 1 3 7】で半数以上が馬券に絡んでいるのだ(グレード制導入以降)。3月の遅いデビューでキャリア4戦目、強敵相手に7着の素質はまだ底知らず。夏の福島で初タイトル獲得の期待が膨らむ。

当初は秋から始動の予定だったが、思いのほか状態が良かったためスライド出走が決まった。池江泰郎師は「馬が疲れているなら休養する予定だったが、馬はむしろ使って気配が上昇しているくらいでね。キャリアも浅いし、それなら秋までに実戦経験を積みたいと思って」と説明。激戦で疲労をためるどころか、むしろ状態は上がっていた。市川厩務員は「この暑い時期でも、めちゃくちゃカイバを食べているからね。もっとくれって毎日言ってくるし(笑い)。疲労はないよ」とキッパリ。ガルボの57キロに次ぐ56キロとトップハンデもまぬがれて、好走の予感はさらに高まった。

1週前の23日にはポリトラックで併せ馬を行い、いっぱいに追われ6ハロン78秒7-12秒2を計時した。外のヤマニンウイスカー(古馬1000万)には1馬身遅れたが、市川厩務員は「ここ数日ナメたようなところが出ていたのでびっしり追った。まだ少しダラダラしているけど、直前にしごいてもらえば大丈夫でしょう」と遅れも気にとめていない様子。「息もできたし、うっすらアバラも見え始めてきた。まだ成長途上だけどレースが楽しみだよ」と胸を張った。休養中のライバルを横目に、秋への弾みをつける。【松本岳志】

 [2010年6月29日14時31分 紙面から]


【ラジオNIKKEI賞】グローリーV任せろ/SAN

2010.6.29 05:08

キャリアわずか4戦目のダービーでも見せ場を作ったトゥザグローリーが、重賞初Vを目指して福島に遠征。池江郎調教師に全10場重賞制覇の勲章を贈りたい

来年2月いっぱいで定年を迎える池江泰郎調教師(69)=栗東=が、史上4人目となるJRA全10競馬場での重賞Vに挑む。残る福島競馬場に今週、送り込むのはトゥザグローリー。キャリア4戦目のダービーで7着に善戦した実力馬だ。孝行息子がここで重賞初Vを飾り、名伯楽にまたひとつ、新たな勲章をプレゼントする。

JRA重賞67勝、GI17勝を誇る名トレーナーが、ラストイヤーに新たな記録を打ち立てようとしている。それが、JRA全10場での重賞制覇。池江郎調教師が福島競馬場のラジオNIKKEI賞をトゥザグローリーで制すれば、渡辺栄、山内、森調教師に次ぐ史上4人目の快挙となる。

「そうらしいですね。周囲(の人)に言われて気がつきました。自分では意識していなかったけれど」。達成できれば、それはもちろん嬉しいこと。しかし、自身のことよりも「何とか重賞ウイナーの肩書きをつけたいからね」。素質馬のさらなる飛躍のために、タイトルがここで欲しい

いずれ厩舎を背負って立つ馬になる。僕が引退する頃にはね」。来年2月いっぱいで引退の池江郎師が、確かな将来を信じて育ててきた。母トゥザヴィクトリーは師が手がけて01年ドバイワールドC2着、エリザベス女王杯Vの名牝。体質がしっかりせず、デビューが今年3月14日と遅れたが、瞬く間に連勝を飾って、3戦目の青葉賞でペルーサの2着に食い込んだ。わずか1カ月半でダービー切符を手にしたのも、血がなせる業だ。

7着に敗れたダービーでも、直線に入って一度は抜け出そうかという勢い。「オッ、と思った」と振り返る池江郎師は「強い相手と戦って、いい経験になったんじゃないかな」。頂点を競う舞台での健闘が、今回につながるとみる。

デビュー戦が542キロだった太めの馬体も、ダービーでは518キロまで絞れた。この中間も順調に調整を積み、2週前追い切りはヒカルアマランサス牝4OP)、1週前追い切りはヤマニンウイスカー牡4、1000万下とポリトラックで併せ馬を消化。ともに1馬身ほど遅れたが、強い古馬を相手にビッシリと追われて、さらなる地力強化を図っている。

「馬体はだいぶ安定してきたし、今ならば小回りにも対応できると思うよ」。体が絞れるにつれてレースでの行きっぷりがよくなっており、トレーナーは小回りの福島にも対応可能とみる。

27日の福島テレビオープンはバトルバニヤン、ニルヴァーナでワンツー。勢いに乗る池江郎師は、全10場重賞制覇を狙う今週の日曜も福島の主役を務める。(下村静史)


【ラジオNIKKEI賞】グローリー“高度成長”だ  /SP

さあ、夏競馬だ。福島のハンデ重賞、第59回ラジオNIKKEI賞に今後の飛躍を誓う3歳馬がエントリーしてきた。超良血トゥザグローリー(牡=池江郎)は日本ダービー7着後も元気いっぱい。初タイトル奪取を狙っている。新装なった函館では函館スプリントSでサマースプリントシリーズが幕を開ける。

ちょっとしたことでは動じない、いい意味でのズブとさがトゥザグローリーにはある。調教パートナーの池江助手が普段の様子についてこう話す。

ダービー後も全く変わらない。のんびりしていて、厩舎でも寝てばかり。あまりいないタイプだよ」

ハードな調教をこなしてもケロッとしている。芯の強さは戦歴からも感じ取れる。3月14日にデビューすると、新馬戦→平場500万とクリア。続く青葉賞で2着に入り、ダービー切符をつかんだ。この短期間でグングン成長。“競馬の祭典”に間に合わせた。レースでは大外発進で折り合いに苦労しながら0秒5差の7着。先々を考えれば、いい経験になったか。市川厩務員が振り返る。

「キャリア3戦でダービーに出て、よく頑張ったと思う。青葉賞で離されたペルーサにダービーではハナ差まで差を詰めたからね。一戦一戦が勉強。しっかり成長してくれているよ」

父キングカメハメハで母がエリザベス女王杯を制したトゥザヴィクトリー。G1ウイナーのDNAを受け継ぎ、秘める可能性は計り知れない。伸びしろは十分。この福島遠征もきっと秋につながっていく。

「体がまだまだ緩いし、これからもっと良くなってくると思う。トビが大きくてキレイだから小回りをどう克服するかだけど、これも経験。秋に向けて賞金を加算したいね」。市川厩務員が力を込めた。

来年2月末で定年となる池江郎師にとっては勝てば史上4人目のJRA全10場重賞制覇だ。勝負を懸ける今週末。記録にも記憶にも残る一戦となるかもしれない。
[ 2010年06月29日 ]

【ラジオNIKKEI賞】グローリー12秒3 /SAN
2010.6.24 05:06
《栗東》ダービー7着トゥザグローリー(池江郎、牡)はポリトラックで6ハロン78秒6、3ハロン36秒9-12秒3をマークし、内のヤマニンウイスカー(牡4、1000万下)に1馬身遅れた。「遅れはしたけれど、時計も速かったし、今週はこれで十分」と池江郎調教師。


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