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グレイン状態戻った12秒3/高松宮記念  <NI

<高松宮記念:追い切り>

完全復活の瞬間が近づいている。一昨年の覇者ファイングレイン(牡7、栗東・長浜)は、全盛期の輝きを取り戻すべく、びっしりと追われた。雨で重くなったCウッドコースを前半から飛ばした。直線はやや苦しくなったが、最後までバッタリとは止まらない。ラスト12秒3の踏ん張りに長浜師も笑顔。「前走後のダメージが少なかったし、すごく順調。十二分とは言わないが十分満足できる出来」と合格点を与えた。

前走オーシャンSは、休み明けで速い追い切り2本と、いわゆるたたき台の仕上げで5着に好走。「今までの休み明けで一番内容が良かった」と陣営も驚く走りにスランプ脱出の光明が見えた。「昨年も体調は良かったが、1400メートルやマイルなども走れるようにと試行錯誤して調整した結果、馬もレースの仕方を戸惑ったのかな」とトレーナーは分析する。一昨年は3連勝でこのレースを制したように、もともとは使い込んで良くなる馬。状態アップ確実でベストの1200メートル戦なら、メンバー中唯一のG1馬の底力が爆発しても不思議はない。

オーシャンSで初めてファイングレインの手綱を取った勝浦騎手のトーンは高い。前哨戦は負けたものの、直線内を突き坂を上がってからの伸びは目を引いた。「助手さんに次につながる競馬をと言われて、あの内容だったからね。上積みはあると思うし荒れ馬場も大丈夫。条件的にはすべてにおいてプラスになる。すごく楽しみ」と終始笑顔。先週のスプリングSでは同じ長浜厩舎のゲシュタルト(10番人気)を2着に導いており注目だ。

 [2010年3月26日7時42分 紙面から]

 

 

【高松宮記念】グレイン、闘魂に再点火!  <DA

 2回目の制覇に向け、ファイングレインが力強い動きを披露=栗東トレセン(撮影・松井愛子)
2回目の制覇に向け、ファイングレインが力強い動きを披露=栗東トレセン(撮影・松井愛子)

 「高松宮記念・G1」(28日、中京)

一昨年の覇者が復活を目指す。ファイングレインが25日、栗東CWで力強い動きを披露し、5F68秒7‐39秒5‐12秒3のタイムで好気配をアピール。昨年こそ未勝利に終わったが、前走で復活モードに突入。2度目のG1Vが見えてきた。なお、枠順は26日に決定、馬券は27日から前日発売される。

  ◇  ◇

馬場整備の直後ではあっても、降り注ぐ雨でウッドチップは重い。しかしファイングレインは苦にすることはなかった。向正面から栗東CWに入ると、徐々にペースアップ。直線で右ムチを2発受けながら、最後まで勢いは止まらない。時計は5F68秒7‐39秒5‐12秒3。影山助手は「おしまいまでしっかり。ゴールを過ぎてからも、サーッと行けていた。体調はいいんじゃないかな」と内容に満足する。

低迷が続いていたが、前走のオーシャンSで光が見えた。内から力強く伸びて、キンシャサノキセキから0・1秒差の5着。08年の高松宮記念から勝ち星がなく、昨年の4戦はすべて2ケタ着順と精彩を欠いていた。それだけに、長浜師は手応えをつかむ。「昨年は1400メートル戦、1600メートル戦を使うなど試行錯誤があった。馬も戸惑っていたと思う。今となっては1200メートル戦が一番合っている感じがする。前走も休み明けの割にはいい内容で、初騎乗の勝浦君も上手に乗ってくれたからね」と振り返った。

復権へ向けて態勢は整った。最終週の荒れた馬場も歓迎。指揮官は「一昨年もパンパンの良馬場ではなかった。ほかにも(荒れ馬場が)上手な馬がいるけど、この馬にはいい方向に向いてくれていると思う」と、笑顔を見せる。まだまだ老け込むわけにはいかない。「8歳馬が重賞を勝っているし、うちの馬はまだ7歳。それに使い込んでいない。自分の競馬ができれば」と期待を寄せた。

忘れられた存在にはならない。引き続きコンビを組む勝浦も「上積みはすごくあると思うし、条件も良くなる」と気合十分。G1初Vを成し遂げた思い出深い舞台で、ファイングレインが再び大輪の花を咲かせる。

 

 

【高松宮記念】強いファインが戻ってきた   <SAN

2010.3.26 05:03
【高松宮記念】強いファインが戻ってきた
不良馬場をパワフルな脚さばきで伸びたファイングレイン。2年前の高松宮記念馬が復活ムードだ=栗東トレセン(撮影・安部光翁)

一昨年の高松宮記念馬ファイングレインが、不良の栗東CWコース単走で終い1ハロンをびっしりと追われて12秒3。気迫のこもった走りで2年ぶりのGI制覇に挑む。

前日から冷たい雨が降り続く中、角馬場で入念にウオームアップを行ったファイングレイン。向こう正面からCWに入ると同時に、しっかりハミを取って加速。水分を含んで走りづらい馬場状態にもかかわらず、残り1ハロンで鞍上の右ムチが一発唸ると残りの力を振り絞ってスパート。5ハロン68秒7、3ハロン39秒5-12秒3(一杯に追う)でゴールイン。大一番に向けて最高のパフォーマンスを見せ付けた。

「きょうは終いだけしっかり追ってくれと指示した。雨でCWが重く時計のかかる状態だったけど、いい調教ができた。内容的にも十分満足している」。長浜調教師から自然と笑みが浮かぶ。

一昨年に高松宮記念を制した後はマイルCS3着が最高。昨年はGI2戦を含む4走で全て2ケタ着順と精彩を欠いていた。ただ、休み明けの前走オーシャンSでは直線大外から一気に末脚を伸ばして勝ち馬から0・1秒差5着と復活の足掛かりを掴んだ。

「前走は勝浦騎手が上手に乗って、思った以上に走ってくれた。中間も順調だし、一昨年勝った頃の感じに近づきつつある。うまくスタートが切れれば2年前の再現も期待できる」と、トレーナーの口調にも熱がこもってきた。

叩き2戦目で状態面の上積みに加え、定量戦で前走から1キロ減の57キロと条件面も好転。メンバー中唯一のGI馬ファイングレインが電撃6ハロン戦を制して春のスプリント王を奪回だ。(片岡良典)



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