「エリザベス女王杯・G1」(14日、京都)
トレードマークの白いシャドーロールを揺らしながら、3冠牝馬のアパパネが3日、栗東CWを躍動。5Fからしまい重点に脚を伸ばし、ゆったりとしたフットワークで65秒1‐38秒1‐12秒6をマークした。秋華賞時と同様に、今回もコースでの調整。激戦の疲れも見せずに動きは軽やかだった。
騎乗した福田調教厩務員は、開口一番「こんなに速いの?」と驚きの表情。大きなストライドがスピードを感じさせなかったようだが、動きそのものには満足感を得る。「予定通り。単走で余力を残す感じで。変わりなく順調にきています」と仕上がりに胸を張った。
3歳牝馬3冠を達成して、注目された次戦。指揮官はマイルCSではなく、エリザベス女王杯を選択した。「牝馬同士だし、距離も200メートル延びるだけ。あとは相手関係がどうかだろう」と美浦で報告を聞いた国枝師。古馬撃破への準備は着実に整っている。
【エ女王杯】アパパネ、軽快に12秒6