ディセンバーSを勝って波に乗るケイアイドウソジン(牡5、美浦・田村)が完璧な追い切りを終えた。坂路1本目を4ハロン60秒0で上がると2本目は54秒0-12秒7(馬なり)。時計は地味だが、田村師は「(助手が)1本目に60で、2本目は54で行きたいと言っていた。ピッタリ」と思わず目を丸くした。動きにも「文句なし。状態がいいので時計が出過ぎないよう坂路で。オーバーワークにならないようにした。調子もいいけど、気力の充実度がすばらしいね」と大絶賛していた。
2011年1月3日20時59分
【中山金杯最終追い】ケイアイドウソジン「指示通り」12秒7/SP
【中山金杯】ケイアイドウソジン“充実期”だ/SP
【東西ドキュメント 美浦=2日】新しい年を迎えたとはいえ、いつもと変わらぬ調教風景。浜田も顔見知りと新年のあいさつをかわしつつ、金杯の取材に奔走した。調教スタンド下に「今年もよろしく」と姿を現したのが田村師。すぐに報道陣の輪ができた。中山に出走させるケイアイドウソジンは、暮れのディセンバーSでオープン初勝利を飾ったが、好位2番手から抜け出したその一戦を、師は高く評価している。
「ハナを狙って最初の1角まできつい感じで入って行ったが、ハナを奪い切れなかった。これまでなら惨敗のパターン。それがあれだけ頑張ってしまうのだから、気持ちが充実しているんだね」
馬体も成長した。「以前は後ろ脚の方が強かったが、暮れから前後のバランスが凄く良くなった。大事にしてきたかいがあった。晩成の分、楽しみだよ」。充実期に入った5歳馬。重賞舞台でも手応え十分だ。 [ 2011年01月03日 ]
【中山金杯】ドウソジン、切れのある動き/DA