*過去10年が対象
◆長距離実績不可欠 連対20頭中19頭がクラスを問わず芝2200メートル以上で勝っていただけに、最低限この条件はクリアしたい。また、2400メートル以上では11頭が重賞5着以内を経験。残る9頭は重賞出走経験がなかったものの、7頭は1000万下(旧900万下)以上でV。99年2着マリアジュダムールは2300メートルの準オープンでV、07年1着アドマイヤジュピタは2200メートルまでの経験しかなかったが、前4走で3勝2着1回、うち2200メートルで2勝と勢いがあった。
◆前走も長距離が理想 17頭が2200メートル以上のレースからの参戦で、条件戦Vからの連勝もあり、勢いは侮れない。残る3頭は2000メートル以下だが、いずれもGIIだった。3カ月以上の休養明けでの連対は、07年2着のトウカイトリック(宝塚記念8着以来)の例があるが、秋1走以上が望ましい。前走着順は、条件戦なら勝っていないと苦しい。
◆トップHは今ひとつ トップハンデは【1・1・1・8】(01年57キロ2頭)と微妙。
◆4、5歳馬が活躍 4歳が8連対、5歳が7連対。7歳以上では長距離重賞3勝のホットシークレットが03年にトップハンデ58キロで7着など連対はないが、重賞2着4回のコイントスが05年に57キロで3着と、実績があれば斤量次第では上位争いは可能だ。
★結論
6歳馬だが、エアジパングが中心。ステイヤーズS勝ちを含む2400メートル以上で5勝の長距離実績は文句なし。前走も2600メートルの札幌日経オープンを勝っており、勢い十分。ハンデも56キロと手頃で、連勝が濃厚だ。次位は前5走2400メートル以上の重賞を使われて大崩れがないジャガーメイル。モンテクリスエスにはダイヤモンドS勝ちの実績があり侮れない。(データ室)