トライアンフ動き柔軟…東京新聞杯追い切り <HO
◆東京新聞杯追い切り(27日) 東京新聞杯・G3(30日、東京・芝1600メートル)の有力馬トライアンフマーチは、栗東のCウッドチップコースでレッドジール(4歳500万)、ダノンプログラマー(4歳1600万)の真ん中を追走。4コーナーで3頭の馬体が並ぶと、直線半ばで力強く抜け出した。最後まで馬なりのまま、最内のダノンに半馬身、外のレッドに2馬身半先着。ラスト1ハロンは12秒0の鋭さだった。
2か月ぶりの実戦だが、柔らかい身のこなしが好仕上がりを示す。「変わらずいい動き。スムーズに伸びていたし、仕掛けてからの反応が良かった。間隔があいたけど心配はありません」と清山助手はきっぱり言った。
昨年は、クラシック3冠すべてに出走したが、皐月賞2着後は折り合いに苦しみ、ダービー14着、菊花賞9着と力を出し切れず惨敗。しかし、距離を一気に短縮した前走のキャピタルSは、上がり33秒8の脚ではじけて復活Vを飾った。
「東京のマイルは、力とスピードを兼ね備えていないと勝てないコース。前走と同じ舞台で期待しています」と清山助手。97年の桜花賞馬キョウエイマーチから受け継いだマイル適性を武器に、初めてのタイトル奪取を目指す。
(2010年1月28日06時01分 スポーツ報知)
【東京新聞杯】トライアンフマーチ ルメールといい感じ <SP
トライアンフマーチの水曜追いはCWコース3頭併せの真ん中。5F68秒2~1F12秒0で、外レッドジール(4歳500万)を置き去りにして内ダノンプログラマー(4歳1600万)に約1馬身先着した。新パートナー・ルメールとの息はバッチリだ。清山助手が総括する。
「リズム良くスムーズに進めてくれた。仕掛けてからの反応が良かったし、いい状態にあります」
昨年11月、キャピタルS1着後は短期放牧へ。間は空いたが緩んだ印象は全くない。以前は引っ張りきれない手応えから、併走馬をぶっちぎることもしばしば。しっかりとコントロールの利いた内容からは成長の跡がうかがえる。
「まだ心身とも幼いし、本格化には時間を要するでしょう。それでも昨年の春先に比べればしっかり成長してくれている。今回も期待に応えてくれると思う」
清山助手からは自信すら漂う。マイル界の新エースとなりうるか。試金石となる今年初戦だ。 [ 2010年01月28日 ]