千里
しらゆきのともにわがみはふりぬれど
こころはきえぬものにぞありける
だいしらず
よみひとしらず
うめのはなさきてのゝちのみなればや
すきものとのみひとのいふらん
高野切第三種
古今和歌集 巻十九 雑体
1065 白雪が降るとともに、わが身は年をとってしまったが、心だけは、雪が消えるようには消えないで、昔と同じ若い気分でいる。
1066 わが身は、梅の花が咲いた、その後になる実だからなのか。酢きもの、好色者とばかり、人が噂しているのは。
筆 いたち 宝研堂
紙 高野切用練習用紙
墨 五福 玄勝堂
しらゆきのともにわがみはふりぬれど
こころはきえぬものにぞありける
だいしらず
よみひとしらず
うめのはなさきてのゝちのみなればや
すきものとのみひとのいふらん
高野切第三種
古今和歌集 巻十九 雑体
1065 白雪が降るとともに、わが身は年をとってしまったが、心だけは、雪が消えるようには消えないで、昔と同じ若い気分でいる。
1066 わが身は、梅の花が咲いた、その後になる実だからなのか。酢きもの、好色者とばかり、人が噂しているのは。
筆 いたち 宝研堂
紙 高野切用練習用紙
墨 五福 玄勝堂