この2,3日しとしとと降る雨は、この北国が雪の季節から、確実に春に向かっていることを教えてくれます。街路樹はまだ硬く眠っているようで、春遠からじ、と感じさせますが、それでも小さな芽は、もう膨らみかけていて、やっと長い冬から開放されるときが来ているのだなあと、ちょっと立ち止まって眺めていました。
以前に九州から富山に転勤するとき、送別会をしてくれた仲間の一人が、「これから富山ですか。北国はね、11月頃からどんよりと雲っていよいよこれから雪の季節になるのか、と思うだけで気持ちが暗くなっていくものでしたよ」と出身地のことを話してくれたことがありました。いつもこの季節になると、思い出していました。
そして今、ようやく雪の塊がマジックのようにどこへ隠してしまったようになくなり、季節は見事に規則正しくバトンを春に渡し、自分の役割を終えていこうとしています。正しいサイクルに狂いを生じないように自然への感謝と環境を守ることを忘れないようにしたいものだ、とつい思いますね。 もうすぐ春です。
やさしいタイガー
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