以前からそうだったと思いますが、今もって改善されていないのが、学校の教員の超多忙さです。先日のブログで最北の地に新任教員として赴任した若い先生の話を紹介しましたが、とにかくいくら時間があっても足りない、とこぼしていました。
そんな話を聞いた後、今朝のネット情報によると、退職教員の6割が精神疾患だと報じていました。事務量が多いこと、周囲の圧迫も加わっての疲労感が主因のようで、「うつ病」らしいのです。
学校の先生が忙しい理由は、毎週の教材作りの大変さです。そしてコンピュータ時代とはいっても、手書き用に書面作りが多いことでしょう。ぼくも経験があるだけに、想像がつきます。
原因がわかっていても、なかなか改善できないところに、問題の深刻さがあります。細やかな先生ほど、自ら苦しい淵に立って悩んでいるのかもしれません。
先ごろの文科省から、各種のデータの提示がありました。コメントもあったのでしょうが、現場の先生方がこんなに退職し、しかも心の病としたら、専門家も含めた官僚が進んで対応策を講じるのが当然と思います。いまさらの問題ではないはずです。積極的に立ち上がることが出来ないものかと、いらだつ現状を憂いてしまいます。
誰が改善の旗を振るのか、だれが先生を守っているのか、先生は誰を頼りにしているのか、孤立しているのかもしれません。そもそも根本的に日本の教育行政のあり方がおかしいとしか、いいようがありません。
やさしいタイガー
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