花の便りを

　水彩画の仲間は先週、春だから「梅の花」を描きましよう、というわけで悪戦苦闘をしました。ぼくも描いてみたものの、どうも気にいりませんでした。ところがある人にお見せしたら、よく出来てるよ、とお褒めの言葉をいただきました。それですっかり意をよくして、思い切ってもう２年もご無沙汰している遠方の友人に出しました。

　どう受けとめられたか、楽しみなのだが、改めて自分の作品を絵葉書にして眺めてこっそりと自画自賛しています。そこで「寒中お見舞い」のつもりで、年賀状に気になることを書いている方に問安をしたいとの思いから、第一号をだしました。

　北国で梅を見るのは先の話ですが、花の便りをいただくのは嬉しいものです。春に向かうこ　の季節、少しずつ暖かくなる自然の恵みに感謝して、受け取る方の心にそっとさし上げようとの思いからこんなことをしてみました。

　これも普段のご無沙汰からつつがなく過ごしている自分と相手との絆と思って便りをしたというわけです。

やさしいタイガー