散 歩 B L O G

歩くことが唯一の趣味ですから。

佐世保から黒島

2020-01-11 | Weblog
佐世保まで来て気がついた。東西南北の端っこを、このブログですべて訪れたのではないだろうか?
日本最西端がこの佐世保なら、最北端は北海道の稚内。


稚内のブログはこちら

最南端は鹿児島の西大山という駅で、ここには東西南北の端っこのパネルがあった。


西大山のブログはこちら

最東端は根室だと思ったらパネルに東根室と書いてある。無人駅だし下車してないけど東根室も
たしかに通った。(根室の手前なのがふしぎ)


根室のブログはこちら

リンクを3つも貼ると、ここに戻れなくなるのではないだろうか? ここは佐世保……日本最西端の
終着駅、佐世保……ビートたけしが若くて元気だった80年代初期に「俺にも佐世保」というギャグを
テレビでやったのを思い出す、佐世保。


駅前にカトリック三浦町教会

佐世保には小学生のとき鉄道旅で来たことがあるけど、スタンプラリーが目的でろくに歩いてない
から何の記憶もない。村上龍の小説『69』は佐世保が舞台だったように思う。米兵がうろついて
危険な雰囲気に描かれていた。いまにして思えば佐世保バーガーやレモンステーキのような肉食と、
でかい甘いもの(シュークリームとか)が名物なのは、アメリカ人の好みか。


なんか見覚えのあるポーズ

桜を見る会で有権者に無銭飲食をふるまう安倍首相のポーズがこれと一緒だった。それで覚えてる。
政治資金規正法違反の疑いと、公職選挙法違反の疑いがあるから忘れられない。


潜伏キリシタン関連遺跡か……

天草から平戸まで広い範囲に広がる潜伏キリシタン関連遺跡のうち、黒島の集落が佐世保から近い
らしい。佐世保バーガーも甘いものも興味ないし、行ってみるか。


松浦鉄道はわずか1両編成だった

有田までずいぶん遠回りして鉄道で結んだ旧国鉄の松浦線、とっくに第三セクターになって松浦鉄道
として運営されていた。初めて乗るかも。本数はJR大村線より、むしろ多い。


人体でいえば毛細血管のような路線

相浦という駅まで30分ぐらい乘って、そこで下りたら無人駅だった。船が出そうなほうへ歩いて、
ニューフェリーくろしまに乗船。


通常は1日3便、片道50分

いかにもすぐ乗れたように見えると思うけど、よく調べないで来てるので2時間待ち。本を読む。
潜伏キリシタンはこの海をきっと手漕ぎの小舟でえいこら渡ったんだろうから、それに比べれば、
ぜんぜんどうってことない。


静かな海だから渡りやすかったろう

大村藩の人口増加に伴って、もともと潜伏キリシタンの多い外海地方などから黒島に移住する人が
増えた。表向き神道や仏教(明治以前は区別がない)を信じるふりをして、というより神道や仏教
のしきたりも守りながら、こっそりマリアやイエスの信仰を捨てず250年を過ごした人たち。


港のそばに黒島神社があった

潜伏キリシタンも全員ここの氏子だった。明治になって信徒発見があちこちで相次いだとき、すぐ
カトリックに改宗した潜伏キリシタンもいれば、かくれキリシタンとして自分たちが250年守った
信仰を続けた人たちもいた。理由のひとつは、カトリックになると氏子でいられなくなるから……
ここの人たちはどうだろう。


改宗した人が通うカトリック教会

世界遺産になったせいか改修工事をしていた。長崎、外海、島原、大村の潜伏キリシタンの遺跡を
訪ね歩いて、以前から興味のあった平戸に行くために佐世保まで来て、黒島に寄った。潜伏してた
わけだから、どこも交通の便が悪い。船の時間に合わせ、急いで佐世保に戻らないと。


教会の墓地に眠るカトリックの人たち

かくれキリシタンの墓はここではなく、どこか別のところ、たぶんお寺のそばにあるんだろうけど
探してる時間がない。それにしても墓地がよく出てくるブログだ……平戸でも墓地は出てくる気が
するのでお楽しみに。


関連記事:  島原の乱
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2 Comments

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Unknown (大石(ひなたの匂い))
2020-01-11 08:10:17
前に行きましたが大好きな教会です。外海の方がそちらに渡って行かれたちなみにその時10時台の船で駐在の👮さんと一緒に渡り15時台の船で駐在👮さんと一緒に帰りました。駐在👮さんは通いで滞在時間は四時間、平和な島です。
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平和な島 (サカタ)
2020-01-13 23:50:44
駐在さん帰るの早い~
平和でいいですね!
返信する

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