散 歩 B L O G

歩くことが唯一の趣味ですから。

中禅寺立木観音

2015-01-02 | Weblog
山の天気は変わりやすい。奥日光の中禅寺湖は水面の標高が1269mあるそうだから、晴れているかと
思っても雪がちらついて、そのうち吹雪いたり。


何百mか歩いていけるかな?

10分か15分くらいで中禅寺まで行けそう。観光略図を見て歩き出したら、とたんに吹雪いてきて……


着いたころにはこうなっていた

受付のおばさんが傘を貸してくれて、それならゆっくり見ようと思った。が、堂内は撮影禁止だったから
屋外の写真しかない。


立木観音って何?

雪だるまの鼻だった人参がとれて肩にのってる。お堂の前で傘の雪を払うと、中のお坊さんが戸を開けて
観音の説明を始める。ネットで落とした写真がこれ。


五色の紐が手から伸びてる

末法の世に平安貴族がすがったやつみたい。中央の観音は日光開山の祖、勝道上人が8世紀に立木に
彫ったそうで、いまも下の方は地面に根を張っているとか。だから立木観音か。
(見えないから本当かどうか確かめられない)


そのあいだにも雪がふり積もる

お堂は奥を階段で上って見て回れる。出てくると雪がまた激しくなってて、こりゃ傘がなきゃムリだと思った。


愛染堂の愛染かつらは落雷で枯れたので2代目

愛染かつらって……どこかで聞いたことある気がするけど何だっけ? 寒くて頭が働かない。イメージが
まず浮かんだのは、愛染恭子のほうだった。


これじゃないよな

戦前に婦人倶楽部に連載された川口松太郎の小説を、松竹が映画にしてヒットしたのが『愛染かつら』で、
テレビ時代にはライオン奥様劇場で放送された昼メロらしい。(よく知らなかった)


ロケ地ここみたい

愛染かつらも立木、本堂の観音も立木、立木の信心なのかなと傘さして歩くと、吹雪の中に何やら立木が。
回り込んでみると、身代わりの瘤がある。 「皆様の病気を身代わりになって出来た瘤也」


受付で傘を返して帰らなきゃ
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