ビッグひな祭り

歩くのが唯一の趣味みたいなもんなので、先週末にあったかそうな房総でも歩こうと思い立ち、外房の勝浦で電車を降りて岬の方をぶらぶら歩いた。漁港の町だけあってカツオがおいしかった。「関東ふれあい道」なんて案内札が道端に掲げてあって、不案内な余所者でも迷わずに歩き回ることができた。歩数計によると２万歩ぐらい歩いたことになる。同じようなことを考える人が多いらしく、日帰りか１泊ぐらいのリュックを背負って歩きに来てるらしい人をけっこう見かけた。とくに中高年層が目立つ。ぼくのやることは易といいウォーキングといい年寄りじみているのかも。まだ30代半ばなのに。それはいいとして、勝浦は先週末から今週末にかけて町を挙げてお祭りのようだ。神社の石段に緋毛氈が敷き詰められて、ひな飾りが何十段も続いているのを見た。歩くところがない。お寺の門にも巨大ひな段が設置されていた。商店街を通ってみても、ひな段を出していない店がなくて、２階へ上る階段を全部ひな段にしてしまっている店も少なくない。「かつうらビッグひな祭り」といって、２月26日から３月６日まで町中に２万体以上のひな人形が飾られているそう。ちょっと気味が悪い。