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ロートル技術屋の日記

スタッドレスタイヤに替えました。(雪道の心得など)

週末に新潟に行くので車のタイヤをスタッドレスタイヤに替えました。

4シーズン目のタイヤなのでゴムは堅くなっているはずですが、雪道であれば十分効果があるのでよほど寒くなければ問題ないはずです。
スタッドレスタイヤは万能ではないので必ず金属チェーンを携行しています。
大雪で圧雪がひどい場合やアイスバーンのときは金属チェーンが効果的です。
過去に数回お世話になっています。
本当の大雪になると10cm以上の厚みの圧雪の上を走行することになり轍ができて、場合によっては交差点の信号待ちをしているところにタイヤが接しない深さのくぼみができる場合があります。
こんな時でも金属チェーンがあればなんとかなります。
 
金属チェーンもピンきりで高い物は1万円以上します。
特に雪が降ってから買おうとすると高い物を掴まされますので心配な方は今のうちに手に入れておくのが良いでですね。
私は数年前の夏場にリサイクルショップ「オフハウス」でたまたまサイズの合うものを見つけたので1,080円で購入しました。
確認の為、中身を見せてもらい、未使用で劣化しているところが無いことを確認した上で購入しました。
ケースにはオートバックスのシールが貼ってありましたので10,000円前後していたのではないかと思われます。
オフハウスで売っているシーズンオフの商品はねらい目です。
高耐久性をうたっていますが、チェーン自体は細い物でしたのであまりもたないと思っています。
あくまでも大雪の圧雪、アイスバーン、急な坂道や脱輪した際の緊急脱出用ですので距離は走れなくても問題ありません。
コンパクトで平たいケースでしたので後部座席の前、運転席下に入り邪魔にならないのも良かったです。
幸い、購入後、今のところ出番はありませんでした。
 
 
どんなに丈夫な金属チェーンでも長い距離走ればすり減ってやがて切れてしまいます。
消耗品と割り切った方がよいですね。
Amazonで私が買ったものと同じようなものが2,900円で販売されています。
 
ノーマルタイヤで雪道を長距離走ることが想定される場合は乗り心地と耐久性からゴムチェーンの方がよいと思います。
収納スペースを多く必要とすることが難点ですね。
 
スタッドレスタイヤを駆動輪だけ2本装着するのはやめた方が無難です。
FF車の場合、後輪がグリップしないのでカーブでスピンします。
会社の同僚でスキーに行ったとき、先輩の車がこのパターンで、下りの急なカーブでスピードを抑えていたにもかかわらず目の前で90度回転して止まり道路をふさいでしまいました。
FR車の場合、前輪がスリップして曲がり切れなくなります。
同じくスキーに行った時ですが、会社の同期の車に乗せてもらっていて曲がり切れずにもう少しで雪の壁に突っ込むところでした。
 
金属チェーンの場合は振動や音がうるさいのでスピードを出せないのでそれほど心配ありませんが、ゴムチェーンの場合はスピードがある程度出せるのでスタッドレスタイヤ2本装着と同じような事になりかねませんので注意が必要ですね。
 
一般的に言われていることですが、雪道走行は、
1.スピードを出さない
2.自分が停車できるよう車間を十分あけておく(追突の元)
3.ハンドル操作はゆっくり
4.アクセルワークもゆっくり(急な踏み込みはスリップの元)
5.エンジンブレーキで減速しブレーキは強く踏まない
6.上り坂は平地で加速し途中で絶対に止まらない(ノーマルタイヤでは登れないので必ず平地でチェーンを装着)
といったことを心がける必要があると思います。
 
オートマ車に乗り換えて20年以上になります。
いまだに雪道はスリップ状態がよくわかるのでマニュアル車の方が乗りやすいかなと思っています。
でも、いざ乗るとクラッチ操作で嫌になってしまうでしょうね。
 
オートマ車に乗っている人の多くがエンジンブレーキを使っていないということがブレーキランプの点灯状態でわかります。
雪道を安全に走るにはエンジンブレーキは必須です。
最初はアクセルを戻してエンジンブレーキを効かせて減速します。
減速したら、ギアチェンジしてさらに減速します。
車種によってギアの表示が違うと思いますが、オーバードライブボタンがある車はまずオーバードライブボタンを解除するとエンジンブレーキがかかりさらに減速します。
オーバードライブボタンがない場合は「S」や「2」などの「D」の下のギヤにレバーを動かすとエンジンブレーキがかかります。
十分にスピードが落ちてきたら、さらに下のギヤ(例えば「L」)などにチェンジして最後にゆっくりブレーキを踏めばスリップすることなく停車できるはずです。
やったことがない人は広い後続車がいない道路や広い駐車場で練習すれば本番であわてることがありません。
ブレーキもスリップしていることがわかったら勇気を出していったん踏む力を抜きましょう。
タイヤのグリップが戻るのでそれからゆっくり踏み込めば止まれます。
 
皆さんも万全の装備で雪道走行してください。
自分は大丈夫という過信が大渋滞を招きますので。

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