昨年5月私の祖父が105歳のでなくなりました。
さすがに105歳だと歴史の生き証人ですので
沢山のことを生前話してくれました。
その中でとても印象的だったのは
関東大震災の時の話です。(当時祖父は16歳ぐらい)
木造の張りが幾度となく抜けそうになるのをただただ見つめているしかなく歩くこともできなかったそうです。
また「地震は外国の人が引きおこした」としたというデマ。
これは実際にあったことで多くの日本人が信じたそうです。
それにより辛い思いをした外国の方が多数いたということでした。
若かった祖父は何でだろうと疑問を感じていたそうです。
科学が発達した今は誰もそのようなことは信じませんが
自分たちの分からないことにあらぬ理由をつけていくのは
人間故の弱さでしょうか?
パソコンで沢山の情報を毎日見ていますが
自分では分からないことも沢山あります。
また疑問を持つということも今までになく感じています。
祖父がまだ生きていたらこの震災をなんというでしょう・・・