さあてやっと温泉に入れるよ~! ゆるりと温泉につかって、土地の旬のものをいただく、というのはなんといっても旅のお楽しみ。
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<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:十津川村;" Address="十津川村">十津川村</st1:MSNCTYST>には「湯泉地(とうせんじ)温泉」「十津川温泉」「上湯(かみゆ)温泉」の3ヵ所あり、それらをまとめて「十津川温泉郷(ごう)」と呼んでいます。ちょっとややこしいですね。いずれも16世紀や江戸時代に発見されたと伝わり、古い歴史や有名人のエピソードなども残る由緒ある温泉です。
写真:このあたりの地中に十津川温泉の源泉があります。ナトリウム炭酸水素塩泉で70℃とやや高温です。
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「源泉かけ流し」はご存知、十津川温泉郷のブランド。2004年に全国に先駆けて「源泉かけ流し宣言」をしました。機械による循環ろ過はいっさいしないで、使用した温泉はすべて川に流しており、それだけ泉質に優れた高温のお湯が豊富に出ている証拠ともいえるのです。気軽に楽しみたい人には日帰り温泉施設や足湯もおよそ8ヶ所もあり、利用しやすいです。暑い時には汗を流し、寒いときには身体の芯から暖まりましょう。
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上湯温泉方向に向かってしばらく進むと、上湯川に沿って老舗の観光ホテルSがあります。宿のご主人の誇りは「十津川温泉の源泉に最も近い」こと。数百m上流にある地中の源泉からパイプを伸ばして、中心街の(他の)お宿まで送っているのだそうです。
写真:露天風呂のロケーションは抜群です。
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自信と自慢に納得です。露天風呂の目の前には絶え間なく流れる川のせせらぎ、さらにその先には屏風のように屹立する高い山。杉の木立が模様のように見えます。
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写真:普通のおふろも外の風景とつながっています。
日差しはまだ明るいのですが、今にもトトロが飛んできそうです。ああっ!ねこバスもっ!お願い、乗せて~~! 貸切り状態で幻想から妄想状態を堪能しました。さらに日が落ちると、★☆★☆がきっと降りそそいでくるに違いありません。でも空は高い山がよこぎって、かなり狭い感じです。
写真:今が旬のアユやヤマメなどのお料理が並びます。
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宿の手前、昴の里を過ぎたあたりにこれも十津川名物の「野猿」があります。案内板には「・・・ちょうど猿がつるを渡って行く様(さま)に似ているところから名づけられた」とあります。
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古来より川の両岸をつなぐ交通手段として活用されたのですが、現在では観光用となっています。両岸をむすぶロープに一人乗り屋形が取り付けてあり、それに乗ってロープをたぐりながら前進するのです。<o:p></o:p>
イメージしていたのは、植物のつるを編んだようなものでしたが、新しくてりっぱな木製です。「乗られてから、このフックをはずして下さい」と書いてあり、試してみたいのはやまやま(?)でしたが、まわりには人っ子一人いません。途中で力尽き真ん中あたりで動けなくなったらどうします?
大声で叫ばなければいけませんね。それは恥ずかしすぎ!
写真:野猿のりっぱな屋形から向こう岸を望むとはるかかなた、という感じです。
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