無限大∞

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国語力とコミュニケーション

2010-05-13 | 日記
最近、
私の中で一つのテーマになっているのが『国語力』。

このことに関しては、
それぞれの方が考えをお持ちだと思いますが、
私は高校数学教師なので、
数学との比較で考えることが多いのです。


話し言葉という自然言語と、数学という人工言語…。

その2つに生じる大きな違いの1つは、
国語の言葉では、言葉1つとっても、
その文脈の中で、それぞれの方々の理解が違うことも生じる
ということでしょう。
(数学の場合は定義から認識のずれは許されません…)

そこから『国語力』の1つの定義として…
”間主観性の橋渡しのための力”
というように考えられるかもしれません。

実際、
いろいろな方とある1つの話題について話をするとき、
それぞれの方の認識がずれているようで、
実はその中に共通部分があるはずです。

そこをどう抽出し、まとめるか…、
その共通項から解決策を生み出すことは多々ありますし、
それは、国語の文章読解の問題と一緒なのではないでしょうか。

もし、そうであれば、
日常から挨拶など、
ほんのちょっとしたコミュニケーションから国語力は培われる
と言ってもいいのかもしれませんね。


実際、今のこどもたちは、
自分の部屋でやるより居間で会話しながらやる方が
学力が伸びていると事実がありますが、
もしかしたらそれも国語力の一部分である、
コミュニケーション能力が開発されているからかもしれませんね。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
言語活動 (なっつ)
2010-05-14 15:09:32
1つの話題について話すことが、国語の文章読解の問題と一緒だという考え方、とっても納得できます。
そう考えると、『学び合い』の中で、数学の問題という話題について話していく中で、文章読解の力もつくかもしれませんね。
ちなみに、中学校では今、新指導要領改正にともなって追記された、各教科における「言語活動」が、色々な学校で研究対象になっていますが、高校ではいかがですか?
論理について (コロン)
2010-05-14 16:10:25
個人的には
現在、国語専門塾の先生と
共同研究しながら、教材開発している最中です。

子どもの国語力の育ちの段階と、
人工言語である算数・数学をどうリンクし、
教科間で相補し合える関係を教材として
提供できるか…、
なっつさんともお話できる段階にくれば、
一度ご意見を伺いたいと思っています。

そのときはどうぞよろしくお願いします。
いまごろきました (りた)
2011-12-06 11:19:16
面白いです。
居間で勉強したほうが伸びる!
ちゃんとやるという意識以外に、フィードバックを受けやすいとか、があるんでしょうか?
いいですね。
◆rita◆