コロンブドール

Les Films de la Colombe d'Or 白鳩が黄金の鳩になるよう人生ドラマを語る!私家版萬日誌

L'ECUME DES JOURS 「ムード・インディゴ うたかたの日々」映画 仏文学では「日々の泡」で有名小説

2014-02-23 | 映 画
 L'Ecume des Jours -- Bande annonce finale

 フランス文学では「日々の泡」の題名、または多少「うたかたの日々」で有名な小説ですが、この映画題名「ムード・インディゴ うたかたの日々」で公開され、公開時は見逃してしまいました。ムード・インディゴとはなに? まったく予想もしなかった題名・・・。この題名はアメリカ公開時の題名のようです。なんでまたと思う題名で悩んでしまいます。
 しかし映画公開時は、だいぶ短めに編集したバージョンが上映されましたが、一部のファンによってその後ディレクターカット版として公開されたいわくつきの作品でもあります。邦国では短縮版が公開された後、すぐにディレクターカット版が公開されました。逆に運良くディレクターカット版を昨年末劇場で最初に観る事が出来よかったですが・・・。クロエ役の オドレイ・トトゥ女史の変わった役柄も期待していましたので・・・・。

 L'ECUME DES JOURS / bande-annonce


 また日本公開用の予告編が、劇中の科白を使ってドラマストーリーを伝えようとしているのでつまらない予告編になっています。この作品の主人公がちょっと変わっているというだけで面白さが感じられなかったのですが、このフランス版予告編では面白そうなのでUPしました。ただ”蓮(睡蓮?)の種”を飲んでしまったクロエ役の オドレイ・トトゥ女史の弱った心臓がバクバクしているのがみられないのが残念ですが・・・。まあ、劇場のスクリーンで観て下さい。
 この監督の「エターナル・サンシャイン」と同様あまり考えずに感覚で観るとその奇想天外のストーリーにあっという間に時間が過ぎてしまいます。
 なお珍料理人ニコラ役の オマール・シーさんはあのヒット作「最強のふたり」の男優です。
 蛇足いですが、劇中また予告編にも使用されている曲はデューク・エリントン楽団の名曲”A列車で行こう  Take the 'A' Train”です。この映画の原作者ボリス・ヴィアン氏はジャズトランペット奏者でもあり、デューク・エリントン氏がフランスに来た時には一緒にフランスを案内したようです。そんな二人の関係において劇中にこの名曲を使用している監督の意図がみえてきます。

   ムード・インディゴ うたかたの日々 wikipedia



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