オルタナ


D800E + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

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今回の出張には、ここのところお気に入りのシチズンのオルタナを持ってきた。
ベルトはカミーユ・フォルネのアンティークカーフのブラックと、松重商店のフランス製牛革ベルトFC02のブラウンのふたつ。
ともに白いステッチの入ったベルトである。
これらを服装に応じて使い分けている。
背広を着る時はブラックで、カジュアルな格好の時はブラウン・・という感じだ。

決して高価な時計ではない(確か2万5千円くらいで買った)のだが、価格よりずっとよく見えるようだ。
特に囲み縫いの松重のブラウンのベルトを付けていると、名のあるパイロットウォッチではないかと勘違いする人が多い。
時計本体もけっこうよくできているが、ベルトに厚みがあり、見るからにしっかりとした作りなので、その価格帯の時計についているものには見えないのだ。
(ちなみにベルトは3480円・笑)
意外にベルトの質で時計のグレードが判断されることが多いようだ。



正体がわかると、なあんだ・・ということになる。
ところがエコドライブの電波時計だと知ると、逆にへえ・・という顔をする。
そしてしばらく無言になる人が多い。
何を考えているのかわかる。
あの外観でこの価格、それに機能的にも申し分なし・・となると、ちょっと欲しいかも・・と思っているのだ(笑)

電波時計は、個人的には好きなデザインのものが少ない。
唯一このオルタナVO10-6852BBは、デザインが気に入って買った。
高級時計のパロディにしかならないのは残念だが、こういう遊び方もある。
その場合、やはりポイントになるのは、組み合わせるベルトの選択であろう(笑)



で、今日の時計ベルト。
ジラール・ペルゴのアンティークに、時計屋ネットオリジナルのカミーユ・フォルネ製ヌバック寸短ブラウンをつけた。

ジラール・ペルゴのカン幅は17mmであるが、ベルトの方も以前バセロン用に18mmから17mmに改造したもの。
ヌバックというのは、牛革の表面にペーパーをかけて起毛した革だという。
かなりお洒落な素材であるが、実のところ時計とのマッチングが非常に難しい。
手持ちのどの時計にもしっくりこないのだ。

しかしジラール・ペルゴに付けてみたら、ブラウン系で統一されて、まあまあ許せる組み合わせになった。
これ以上マッチする時計が、今後入手できるとも思えないので、ジラール・ペルゴ専用に固定しようかと考えている。

腕につけると、肌の色に同化してベルトがすっと目立たなくなる。
それがかえって見る者に違和感を与える(笑)

一見地味に見えて、かなり目を惹く特殊な組み合わせといえる。
どういう服が合うのか、想像がつかない。
どこかフォーマルっぽい生真面目さを感じさせるのだが、実際にはカジュアル以外では使えないという、不思議な組み合わせである。

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出張先にて


D800E + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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九州に来ている。
今回から新しいホテルだ。
(写真は新宿なので念のため)

普通のビジネスホテルなので、設備自体は今までとそれほど変わらない。
ただ繁華街の中にあるので、周辺の環境はだいぶ違う。
食事には苦労しないで済みそうだ。

東京を発つ時、羽田で会社から電話があった。
不在の間の仕事の手筈を整えて出てきたつもりが、予想外の仕事がひとつ出てしまった。
Photoshopで作ったデータを、特殊な形で印刷しなければならない。

電話で作業方法を説明したが、何しろ相手はPhotoshopの使い方をよく知らない。
Photoshopを使えない人に電話で使い方を教えるなんて、車を運転したことのない人に電話で運転を教えるくらい大変だ。

頭の中で思い出しながら、記憶を頼りに手順を教えていたが、細部の操作が食い違うようで、途中で立ち往生してしまった。
やむなくトランクからVAIOを取り出して、手元でもPhotoshopを立ち上げて操作方法を説明した。
飛行機の搭乗時間が迫っていたが、30分ほどで何とかアウトプットまで漕ぎつけた。

九州に着くと路面がけっこう濡れていた。
一日雨だったようだ。
空港によっては視界不良で着陸が危ぶまれるところもあったようだ。
その場合は戻る事が前提で飛ぶから了承してほしいと、羽田でアナウンスしている便もあった。
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過ごしやすい休日


D800E + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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5月だというのに、朝晩冷え込むことが多い。
昨晩は母親のマンションで母の日を祝う食事をしたが、帰る際には風が冷たくて凍える思いであった。
寒冷化のほうが、地球温暖化よりよほど恐ろしいというが・・・

それはともかく、今日は過ごしやすい一日であった。
日中は青空が広がり、気温もほどほどで空気が乾いていた。
薄手のジャケットを着るくらいで、ちょうどよかった。
新宿周辺を歩いてみたが、気候がいいため、高層ビル群の下で休日をのんびり過ごす人も多かった。

気持ちのいい一日ではあったが、寒冷化のことを考えると不安を感じないわけでもない。
もっとも来週は逆に暑くなるようだ。
僕は例によって九州に出張である。



今日の時計ベルト。
黒いユリス・ナルダンにモレラートのリ-ガブエのダークレッドをつけた。

案の定、黒い文字盤と組み合わせても、このベルトは悪くない相性を示す。
大したものである。
たまにはこういう組み合わせを、試してもいいかなと思わせるだけのものがある。

少しくすんだ赤・・というところがポイントなのだろう。
もう少しベルトの色が強いと、素っ頓狂な組み合わせになるところだ。
自らが主張しすぎることなく、ほどほどに時計本体を引き立ててくれる。
それでいて、黒い文字盤の持つ過剰なクールさを、うまく和らげてくれる。

袖口からちらりと見えても、知的な印象を与えてくれる赤である。
時計と一体となって、ひとつの存在感を演出してくれる。
あくまで主役は時計であり、ベルトは脇役であることを、わきまえている。
よく出来た女房のようなベルトだ(笑)

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話しまくる人


D800E + PC-E Micro NIKKOR 45mm F2.8D ED

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マッサージを受けた時の話。
カーテンを隔てた隣の台から、女性の話し声が聞こえてくる。

のべつ幕なしに、ペラペラと早口で話す女性だ。
ラジオのコマーシャルで、そういうのがあったが、本当に自分のことだけを一方的に話しまくるのだ。
その話の合間にボソボソッと、別の男性のくぐもった声が入る。

最初はずいぶんよく喋る女の先生だなと思った。
しかもえらく特徴のある話し方だ。
しかし聞いているうちに、女性の方がお客で、男性が先生であることがわかってきた。
話の止まらない女性に、相槌を打つかのように、先生が答えてあげているのだ。
マッサージ師という職業も大変である。

それにしてもよく喋る女である。
いつ息をするのだろうと思うくらい、絶え間なく話し続ける。
最初は面食らったが、聞いているうちにだんだん腹が立ってきた。

何しろ、内容が恐ろしくくだらないのだ。
何かのパーティで彼氏が自分を皆に紹介したが、あれは仲間に私を自慢したかったに違いないとか、そういう話をしている。
こんな自意識過剰の騒々しい女を、誰が自慢なんかするものか・・と言いたくなった(笑)

この奇妙なアクセントのある話し方は、近所のお店で何かものを売っている人のようだ。
普段若い子を相手に商売しているのか、捲くし立てるように一方的に話す。
仕事から離れても、そのリズムから抜け出せないで、話しまくることが日常化しているようだ。
一種の職業病であろうか。

ちょっと病的とも思える話し方を聞いていると、精神病の一種ではないかと思えてきた。
ここは単なるマッサージかと思ったが、精神疾患も診てくれるのだろうか。
患者にどんどん話させるのは、カウンセリングの手法だ。
心と体はつながっていると言うし、話させてストレスを発散させるのも、治療の一環かもしれない。

腰が痛いとか、脚が痛いとか、ふくらはぎが痛いとか、女性は自分の筋肉が痛いところを先生に訴えだした。
普段立ちっ放しで仕事をしているので、体のあちこちが痛いのだという。
口の筋肉はそうとう丈夫そうに見えるが・・・
その時、先生が「痛いのはここでしょう?」と、ちょっと意地悪そうに言うのが聞こえた。

「ギャー、イタタタタタタタタタタ・・・ギエエエ・・・」
カーテンの向こうで、ひときわ大きな声で悲鳴が上がった。
僕は台の上に顔を伏したまま、思わず失笑した。
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D4の場面


D4 + AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

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今回那須にはD4とD800Eを持っていった。
用途が明確に分かれていて、実に使い分けし易い組み合わせであった。
場面に応じて、手に取るカメラははっきりと決まった。

D4は動くものの撮影に絶大な威力を発揮した。
D800Eでは不可能と思われる撮影が可能になるのだ。
D800Eを選んだら逃したかもしれないシャッターチャンスを、いくつか捉えることが出来た。

感度を自由に上げられるので、手ブレを気にしないでシャッターを切る事が出来る。
僕は高感度で撮影した画像が好きではなく、ISO100以外は滅多に使わないのだが、D4の場合は感度を上げることにほとんど抵抗を感じない。
その結果、望み通りの被写界深度を得ることが出来る。

さらに有利なのは、ファインダーが優れている点だ。
ファインダー内に浮かび上がる像を見ただけで、高品位なカメラであることが伝わってくる。
ピントリングを微妙に回しながら、被写体を追いかける時も、ピントの山を的確に捉える事が出来る。

しかもここぞという場面で、集中砲火のような連写が可能なのだ。
シャッターのレスポンスがいいので、確実に標的を捉えたという手応えがある。
非常に戦闘力の高いカメラだ。

D3の使用感を、現時点で可能な限り洗練させたカメラ・・という印象だ。
D800Eのような精密感こそ望めないが、D3に感じていた画質の不満はかなり解消されている。
筋肉質の野獣のような頼もしさを持つ一方で、どこか女性的な滑らかさを感じさせるカメラだ。
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ひょう


D800E + AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

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車で郊外に出かけていて、商談中に雹に遭遇した。
何の予兆も無く、外で異様な音がし出したと思ったら、白い氷の塊がバラバラと降り注いでいた。
しまったと思ったが、どうしようもない。

車のボディからカツン、コツンと雹が当たる大きな音がしている。
慌てて降り注ぐ中に飛び出したら、服がビショビショになってしまった。
体が直撃を受けると、さすがに少し痛い。
しかし我慢できる程度だから、車が傷つくこともないだろう。
あきらめて眺めることにした。

何年も前の話であるが、同じようにこの場所で強烈な雹に降られたことがある。
その時は車が被害を受け、ボディ全体に無数の小さい凹みが出来た。
全面が満遍なく傷ついたので、かえってそれほど目立たなかった。
直しようがないのでそのまま過ごしたが、見るたびに心が痛み、車に対する愛着は急速に冷えてしまった。

昔は雹が降ると、その後傷ついた車が安く売りに出されることがあった。
納車する直前にやられてしまった凸凹のある新車が、大幅値引きで売られていた。
叔父がそういうクラウンに乗っていたことがある。
最近の天候は異常気象かと思っていたが、考えてみれば雹に降られることは昔の方が多かった。



今日の時計ベルト。
ユリス・ナルダンにモレラートのティポ・エルメスのブラックをつけた。

いくつか黒いベルトとの組み合わせを紹介している。
その中でも薄手のティポ・エルメスは、大人しくて品のいい組み合わせといえる。
あれっと思うほど厚みがなくて、しなやかなベルトだ。
バネ棒を通した部分が膨らんで見えるほど、本体は薄く作られている。

黒ずくめというのは、それだけで目立つものである。
この組み合わせは、それほど合っているとは言えないのだが、黒で統一したあくの強さをかなり薄めてくれる。
普段に使っても、それほど嫌味が感じられない。

実はベルトの裏側がタン色の革であるところがポイントだと思う。
それがチラリと見えるような使い方が効果的だろう。

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水漏れ


D800E + PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED

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休日の朝、のんびりと洗面台で顔を洗っていた。
歯を磨いていると、足に冷たいものが触れた。
下を見ると、水がこぼれている。
それもかなりの量である。

慌てて蛇口を閉めて、水の上からタオルを被せた。
1枚では吸い取りきれない量の水が、床に溢れている。
次々にタオルを撒いて、水を吸わせた。

どこから漏れているのか、まず大元を突き止めなければならない。
最初は洗濯機から出ているホースが原因だと考えた。
風呂の残り湯を洗濯に使うために、浴槽まで延ばすホースである。
その中に残っていた水が出てきたのではないか?

しかしホースを調べてみると、中は乾いていて、逆さにしても水は出てこない。
ここが原因ではないようだ。
さて、どこだろうと思い、疑わしいところをあちこち見た。
狭い洗面所であるから、それほど探す箇所があるわけでもないのだが・・・

マンションで水をこぼすと大変なことになる。
少量でも床の下まで染みていき、下の階に損害を与えることがあるのだ。
しかし子供のいる家庭などでは、水をこぼすなんて日常茶飯事のことで、防ぎようが無い。
その時のために、みな保険に入っているのだ。

実は以前一度水を溢れさせたことがあり、コンクリートの床を通り抜けて下の店舗まで行ってしまった。
その時は与えた損害に対し保険を使って対処した。

今回は一見判りづらいところが原因であった。
洗面台の中にある排水パイプのネジが、いつの間にかゆるんでいた。
最初はわからなかったが、手で触れてみるとスポッと外れた。
水を使っている時、その緩みから一定量の水がこぼれ出ていたらしい。

すぐにパイプのネジをしっかり締めた。
またドライバーで洗面台下部の点検口のふたを外し、中の見えない部分にこぼれた水もふき取った。
念のためにパイプの下にプラスチック製の箱を置き、仮に水がこぼれても受けられるようにした。
一応それで、水が漏れ出してくることはなくなった。

今回は下の階まで行かなかったようでほっとした。
ネジが緩んだ原因であるが、恐らく地震のせいだろうと考えている。
あの激しい揺れの中で、パイプも盛大に引っ張られたであろうから、不具合が起きないほうがおかしい。
それが一年以上経って、水漏れという現象になって現れたのだろう。

今も毎日のように地震が発生しているが、その影響が小さな被害となって、これからもじわじわと出てくる可能性がある。
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冷える身体


D800E + LEICA APO-MACRO-ELMARIT-R 100mmF2.8

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人間は眠ると体温が低くなるという。
たしかにちょっと居眠りした時に、体が冷えて目が覚めることも多い。
寝ている時に、エアコンをつけっぱなしにすると、朝になって体が疲労してだるくなっているのはそのせいだという。
ただでさえ体温が低くなるのに、さらにどんどん冷やしてしまうからだ。

昨夏は節電の必要性が生じ、睡眠中に体を冷やすグッズがよく売れた。
しかしそれらの製品は体に悪いという話を、海外のメーカーの人などから時折聞く。
体温をどんどん取られてしまうと、特に年寄りなどはかなりこたえるようだ。
ただ一方的に冷やすだけではなく、人間にとって一番いい温度を維持してくれる機能こそが重要なのだそうだ。



今日の時計ベルト。
ユリス・ナルダンにヒルシュのロードのブラックをつけた。

以前も紹介した、ヒルシュが特許を持つ特殊なバックルを装備したベルトである。
ジャガー・ルクルト用の定番のベルトとして普段使用しているので、それなりに痛んできている。
当初は特殊なバックルの使い勝手に馴染めなかったが、慣れてくると簡単に留める事が出来てけっこう具合がいい。

欠点は遊革が長い距離を自由にスライドするため、予定外の位置に動いてしまい、留める度に位置を直さなければならない事だ。
これは接着剤などで固定してしまうことも出来るかもしれない。
また内側に折り返した部分が、ベルトの脇から横にはみ出すことがあるのも気になる。
折り曲げた分、ベルトの厚みが増して見えるのも欠点かもしれない。

しかし極めてユニークなベルトであることは確かだ。
中央部に膨らみのある立体的な形状で、ヒルシュのいくつかある型押しカーフのベルトの中でも、もっとも格好がいい。
黒いユリス・ナルダンと組み合わせると、その膨らみが効いて男性的な外観になる。

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久々の二期倶楽部


D800E + AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G

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那須に発つ前日に、急遽二期倶楽部に宿泊することが決まった。
キャンセルが出たのだ。
那須には実家があるので宿に不自由はしないのだが、Mrs.COLKIDも毎日の仕事で疲労が激しかったので、自分へのご褒美ということで、一日だけ泊まることになった。

隣のアート・ビオトープへの宿泊や、食事だけの利用は何度かあるが、実際に二期倶楽部に泊まるのは2007年以来である。
にもかかわらず、僕の名前を言っただけで、食事を特別に用意しなくていいかと問われたという。
料理に気を遣う必要があることが、顧客のデータベースに入っているのだ。
なかなか優れた対応である。



さすがに素晴らしい施設で、心底ゆったりと過ごすことが出来た。
僕のように写真を撮ることばかり考えているような貧乏性の人間でも、ここでの生活を楽しまなければ損だと感じ、撮影を放棄させるだけの威力がある。

ゆっくりと寝て、美味しい食事を食べて、軽く散策して、テラスでシャンパンを飲みながら本を読み、質のいい温泉に浸かる。
そういう徹底的にリラックスした生活を提供する場所なのだ。
至れり尽くせりでありながら、自由にお過ごしくださいと放っておいてくれる。
ついにテレビのスイッチは、一回も入れることがなかった。

外部と遮断された広大な土地が用意されており、お客だけがそれを満喫できるようになっている。
そこには天然の川が流れ、木々が生い茂り、自然が溢れている。
もっともその点はMrs.COLKIDの実家も同じで、裏山に入る時は、僕が一人だけで自然を楽しむという贅沢な時間を過ごしている。
実家の裏山との違いは、ここは徹底的に作られた空間で、快適かつ安全に過ごせるように、常に管理されているという点であろう。



時代なのか、客層はかなり変わったと感じた。
前回はほとんどが企業のオーナークラスで、大型の外国車が並んでいた。
モデルさんのようなきれいな女性を伴った人も多かった。
しかし今回は、一見普通に見えるお客さんが大半であった。
ゴールデンウィークという季節も関係しているかもしれない。

食事をいちいち紹介するのは面倒なので、今回も一塊にまとめて載せてみる。
夕食は本館にあるフレンチのレストランでとり、翌朝の朝食は東館のイタリアンで食べた。
フレンチは重厚な雰囲気の空間で、ディナーということもあり、食事中はピアノを演奏してくれる。
扉を開けた瞬間に、生の楽器の音であることがわかった。

ホール内はかなり暗かったのだが、D4で感度を上げて簡単に撮影することが出来た。
ストロボを焚かないので済むので、他のお客さんに迷惑をかけることもない。
こういう時は、実に役に立つカメラである。



一方イタリアンのレストランは、もう少し開放的な雰囲気だ。
朝食は、飲み物やサラダ類などはバイキング形式だった。
それぞれ土地の素材を生かした凝った料理が出るが、個人的には軽いイタリアンの方が好みである。

ところでこの形式で写真をまとめるのも、それなりに手間がかかる(笑)
まあその場の雰囲気はけっこう出ているので、悪くないかなと思っているが・・・

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ライトアップ


D800E +Ai AF-S Nikkor ED 400mm F2.8D(lF)

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Mrs.COLKIDが、5月6日にスカイツリーがライトアップするのだと、前々から言っていた。
昨日に続いてタイムリーな話題ということで、またも(横着して)ベランダから撮影してみた。
400mmは重いので、外に持ち出す気になれないのだ(笑)
ツリーの周りをヘリがぐるぐる飛んでいるのが見えた。

今日は朝は晴れていたのだが、昨日の疲れを取るためにのんびりと過ごした。
午後になってMrs.COLKIDと昼食を食べにでかけ、そのままひとり秋葉原に出た。
そこから銀座まで散歩する予定であった。

ところがヨドバシをちょっと覘いているうちに、空が厚い雲で覆われ真っ暗になってしまった。
思わず時計を確かめてしまうほどの、天気の急変である。
これは散歩は無理と判断して、そこからJRで有楽町に向かった。
銀座の床屋に出かけたのだ。

銀座で強烈な雨に遭遇した。
当たると痛いほどの大きさの雨粒が落ちてきて、そのうち風を伴い横殴りになった。
地面を雨が激しく叩く音がして、雷も鳴り始めた。
やむなくコンビニに飛び込んで傘を買ったが、そこに行き着くまでにかなり濡れてしまった。

床屋が終わる頃には小降りになり、そのうち陽が射し始めた。
しかし激しい雨に恐れをなしたのか、歩行者天国はほとんど人が歩いておらず、ただ地面が濡れているだけであった。
東京フォーラムの方まで歩き、少し撮影をして帰途に付いた。
帰宅して、茨城での竜巻の被害を知り驚いた。
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スーパームーン


D800E +Ai AF-S Nikkor ED 400mm F2.8D(lF)

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よくは知らないのだが、スーパームーンといって、2012年の5月の満月は、他の満月より14%大きくて30%明るいのだそうだ。
楕円を描く月の軌道が地球に接近した時に、たまたま満月になった場合、スーパームーンと呼ぶらしい。
もっともその一番近付く瞬間は、日本時間で5日の昼の12時34分だという。

今夜はちょうど晴れていて、東京でも月が見える。
記念に記録しておくことにした。
D800E+400mmで撮って、等倍で切り出した(長辺が1920ピクセル)のが、上の「大きな画像」の方の画像。
3600万画素のカメラで写すと、このくらいの大きさになるという参考の意味で。
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そして帰宅


D800E + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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帰宅した。
早目にあちらを発ったので、それほど酷い渋滞には遭遇しないで済んだ。
天気は朝のうちは良くなく、青空が安定したのは昼頃だった。
しかしその頃にはもう帰途についていた。

今回は全般に天気に恵まれなかった。
しかしまあ、ホテルでゆっくり出来たからいいかと思っている。
久しぶりに二期倶楽部東館のパビリオンに泊まった。
実のところ、それで満足してしまい、写真はどうでもよくなってしまった(笑)

カメラはD4とD800E、レンズもいろいろ持って行ったのだが、それほど多くの写真は撮らなかった。
那須の観光地の方に行くと、混んでいることもあり、写真を撮る機会はほとんどなくなる。
むしろMrs.COLKIDの実家の付近の方が、撮影の題材には豊富だ。
緑が綺麗なうちに、もう一度行きたいと思っている。
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那須二日目


D800E + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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昨日は一日中、雨が激しく降り続いた。
今朝もまだ曇っていたが、家にいても仕方がないので、裏にある小さな神社に撮影にでかけた。

しーんと静まり返った薄暗い場所であるが、数百年の歴史がある。
そこを独り占めにできるのだから、考えてみれば贅沢な話である。
もちろん鳥居をくぐる時は、挨拶とお礼の意味で頭を下げる。

そのうちにまた雨粒がポツポツと落ちてきた。
慌てて機材を担いで家に戻った。
程なく冷たい風が吹き始め、雨が激しく降ってきた。
こうなっては仕方がないので、畳の上に寝転がって少し昼寝をした。

昼食はいつもの那須街道のショウゾウカフェにでかけた。
連休中で道が混んでいたが、義兄に教わった裏道を通ったら、ほとんど渋滞にはまることなく到着した。

午後になると急速に天気が回復し、木々の間から鮮やかな青空が見えるようになった。
太陽が強すぎるくらいで、降り注ぐ紫外線に肌を焼かれた。
しかしすでに夕刻の陽射しで、撮影に好適とはいえない。

Mrs.COLKIDが申し込んでいた高級なリゾートホテルにキャンセルが出て、今日一晩だけそちらに宿泊する。
今はその離れの一室で更新している。
夕食を終え、温泉に浸かって帰ってきたところだ。

外はまた雨がぱらついてきた。
忙しい天気である。
明日の天気はどうだろう?



今日の時計ベルト。
ユリス・ナルダンのアンティークに、松重商店のヤクルス型押しベルトをつけた。

例のフランスで製造したシリーズのひとつだ。
無彩色の黒い時計に対し、寒色系のダークブルーのベルトというクールな組み合わせ。
なかなか大胆で悪くはないのだが、どこか近寄りがたい雰囲気を放っている。
好きな人は好きだろうが、表面の鱗の模様に拒否反応を示す人もいるだろう。

そもそも黒い文字盤の時計を嫌がる人が意外に多い。
確かに見ようによってはひと癖ありそうだし、多少不真面目な印象もにもつながる。
お洒落ならお洒落なほど、そういうイメージが強まる。
仕事の時につけるのは、少し気をつける必要があるだろう。

僕の知人は、アンティークのロレックスをベースにして、専門家に依頼して仕上げてもらった黒い文字盤の時計を愛用している。
自分の欲しい色に作り替えたのだ。
下手に時計のコレクターではないので、かえってそういう柔軟な発想ができたのだ。

彼の場合は、背の高いスポーツマンで外観もいいので、黒いロレックスがよく似合っている。
仕事の最中、数人からその時計はどうしたのか聞かれ、特注で作ったことを教えると、みなかなりの興味を示すという。
やはり見たことのない時計なので目立つようだ。
その中の3人ほどは、どうしても自分も欲しいということになり、同じようにリダンで自分オリジナルの時計を作ったそうだ。

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雨の音


D800E + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

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那須に来ている。
午前中は仕事に出て、午後から雨の中、東北道を走った。

大した事ないと思っていたが、記録的な大雨になっているようだ。
瞬間の量もさることながら、長時間降り続いていることが問題である。
連休でなければ、外出するのは控える天気であろう。
何度か、直進するのが難しいほど深い水溜りの上を通過した。

今も絶え間なく、外から雨の音が入ってくる。
時折その音がひときわ大きくなり不安を煽る。
太い水の柱が地面を刺しているようだ。
那須町の一部に避難勧告が出ていると、テレビのテロップで流れた。



今日の時計ベルト。
ユリス・ナルダンのアンティークにバンビの「さとり」のブラックをつけた。

ベルトとの相性をチェックするために、黒い文字盤のアンティーク、それもカン幅18mmの時計をひとつ必要としていた。
最初はグラスヒュッテを狙っていたのだが、オークションでついナルダンを落札してしまった。
黒い文字盤の時計は、黒いベルトしか合わないのでつまらない・・という意見を聞いたことがある。
しかし他の色のベルトもいくつか試してみて、これはと思うものをここに載せていきたいと思っている。

時計自体は大したものではない。
内部メカはナルダンのオリジナルだが、文字盤は当然リフィニッシュされており、外装ケースも後から他のものに移植したものと思われる。
ケースが妙に新しくてアンティークっぽさが少ない。
写真映りはなかなかいいのだが、実物は少し安っぽい印象を受ける。

まずは順当に黒いベルトをつけてみた。
黒いベルトならばすべて合うかといえば、決してそんなことはない。
例によって、実際に付けてみないとわからないのが辛いところだ。

松坂牛の革で作られた「さとり」は、内部より染み出してくる油により、表面に独特の強い艶がある。
他のベルトでは得られない魅力を持つ製品である。
リフィニッシュされたナルダンの文字盤と質感がよく似ており、ドンピシャリの組み合わせになっている。

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D800E + AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II

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知人の家のそばの公園に、立派なイチョウの木があった。
僕も気に入っていて、何度かその周りを散歩したことがある。
樹齢何百年になるのか知らないが、かなり太い木で、銘木といってよかった。

ところが、あろうことか、その木を根元から切ってしまったのだという。
びっくりして、何て恐ろしいことを・・と思わず言ってしまった。

事情はよく知らないが、例によって何か文句を言った人がいたようだ。
一応神社の神主さんに来てもらい、お祓いをしていただいたという。
そう言いながらも、知人も何か不安げな様子で、あまり話したくないことのようだった。
やめとけばいいのに・・・



今日の時計ベルト。
ゼニスのオートスポーツデイトにmutaのアイスクロコのサンダロをつけた。

透明で深みのあるべっ甲色のカーフ型押しベルト。
ゴールドの時計と抜群の相性を示すベルトであるが、今回も見事な組み合わせとなった。
実によく合っている。

金のケースに茶系のクロコダイルというのは、正統派の組み合わせである。
しかしこのベルトの場合、そのパロディといったほうがいいだろう。
鮮やかな褐色と表面の過剰な艶が、あくまでジョークであることを表している。

これはカジュアルにしか使えないだろう。
面白さを理解した上で楽しむ組み合わせである。
こういう時計をさり気なく腕に着けている人を見ると、なかなかのセンスの持ち主だなと感心する。

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