Sachtler


K師匠がザハトラーの三脚を持ってきて見せてくださった。
かのルールスレット氏も愛用しているドイツの三脚である。

こ・・これはルール違反だ!
ものが違いすぎる。
側に置いてあったジッツォの5型アルミ三脚が、まるでおもちゃのように華奢に見えるぞ。
だいたいパイプが12本も付いている。
(しかもその1本が3型くらいの太さがある)
これでは三脚ではないではないか!(笑)

ウーム・・・ジッツォを買う気がそがれた。
上には上があるものだ(笑)

脚の根元部分は横幅が広く、押してもびくともしない。
超々ジュラルミンの板の上にフォーバのクランプが並んでいるが、これは以前にも紹介したK師匠の考案されたレンズおよびボディの固定システムだ。
オイルを一切使っていない(寒冷地でも硬さが変わらない)ヘッドは、独特のマスのある回し心地。
そこからわかるように、この三脚システムは動体を撮影するべく組まれている。

実はK師匠はさらに画期的な撮影方法を考案されており、すでに撮影テストも終わっている。
今はまだ何も言うことは出来ないが、多分世界中でまだ誰も行っていない方法である。
この冬に本格デビューする予定だ。
かなり楽しみである。
きっと海外のカメラマンたちの度肝を抜くことになるだろう。

D2X + AF-S DX Zoom Nikkor ED 17~55mmF2.8G(IF)
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一脚


これは多分に技術的な問題なのだが、一脚はうまく使いこなせなかった。
どうしてもブレが出てしまう。
抑えようと思うと余計ブレが出る感じだ。

200mmF2には力不足と思われた2型カーボン三脚でさえ、一脚で撮るよりはずっとましに撮影できた。
それどころか、一脚を使わずに手持ちで撮った方が良いくらいだった。
こういう道具に重量負担を一部任せるより、自分の身体全体でふんわりと支えた方がうまくいく。

何かやり方が間違っている(笑)
こんな太い一脚を売っているくらいなのだから、それなりの「使い方」があるのだろう。
そもそも200mmF2のような重量級レンズ(D2Xと組み合わせると5kg以上にもなる)は、一脚向きではないのかもしれない。

ところで、海外のサイトで調べていたら、非常に重要なことがわかった。
一脚には一脚用のヘッドの選び方があるらしい。
僕はその辺にころがっていたボールヘッドを付けて使っていた(笑)
それだけで解決するとは思っていないが、近く一脚に適したヘッドを取り寄せる予定。

今の状態では、野犬の撃退用にしか使い道がない。
(武器としては悪くないかも・・・笑)

D2X + AF-S DX Zoom Nikkor ED 17~55mmF2.8G(IF)
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三脚の祭典


那須の話に戻る(笑)

我ながらアホかと思うが、今回那須に三脚(と一脚)を3台持っていった。
どうせ車だからと、どんどんトランクに放り込んだのだ。

2型カーボン+RRSヘッド、3型アルミ+ブルジンスキーヘッド、それに5型カーボン一脚+ハンザヘッドである。
すべてRRSのクランプが付けてある。(RRS = Really Right Stuff社)
もともと車のトランクにマンフロットの小さいのを常に入れてあるので、都合4台持っていったことになる(笑)

それらをかわるがわる山に持って行ったのだが、正直言って一長一短で、どれにも満足できなかった。
2型カーボンは200mmF2を乗せると明らかに力不足でひっくり返りそうになるし(当然ぐらぐら揺れる)、3型アルミは性能的にはギリギリセーフだが、急な坂道を持っていくと息があがる(これは体を鍛えていないのが悪い?)。
一脚は案の定手ブレの量産になってしまう(これも技術的な問題)。

今回の撮影環境に関して言えば、3型カーボンが(あれば)最適であったろうと思う。
でも持っていない(笑)
また悩みが増えてしまった。
(やっぱりアホだね。こりゃあ・笑)

D2X + AF-S VR Nikkor ED 200mm F2G(IF)
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Really Right Stuff


以前より時折書いているが、最近米国のReally Right Stuff社の製品をよく購入する。
ここのところ毎月のように発注している。
一時スイスのFOBA社の製品をいくつか購入したが、今はすべてReally Right Stuff社製に入れ替えている。
手持ちのボディはすべて同社の専用プレートを取り付けてあるし、三脚も同社のクランプで統一しようと思っている。

この会社の製品は、見るからによく出来ていて、思わず触りたくなるほど質感が高い。
ガタも無く使い勝手もよく考えられている。
自社製品に自信がある様子で、カタログは他社の製品から入れ替えることを前提に書かれている(笑)
また同社のサイトには、製品の選択や使いこなしに関する注目すべき内容の記事が載っており、僕はプリントアウトしてすべて目を通すようにしている。
内緒だが、自社のプレート型取り用に購入した新品同様のカメラをアウトレッ・・・おっと、これは秘密にしておこう(笑)

この写真はGitzoの5型アルミ三脚+CAMBOのボールヘッドの組み合わせに、Really Right Stuff社のクランプをつけたもの。
三脚ヘッドへの取り付けには、多くの場合1/4インチのネジが使われるが、実際にはネジの太さ、オス・メスの区別など何種類か存在するようなので、クランプを選ぶ際には注意が必要だ。

このヘッドは以前K師匠からいただいたものなのだが、当初、頭にちょこんと1/4インチのネジが飛び出していた。
それを外せば1/4インチのネジ穴が開くだろうと思い、それに合わせたクランプを買っておいたのだが、いざネジを外そうと思ったら、プライヤーでつかんで回しても、一向に動いてくれない。

ちょうどK師匠がみえられたので、どういう構造になっているのか見ていただいたのだが、このネジが何と、ボールの裏側から貫通して飛び出している長いものであることがわかった。
結局いろいろな工具を持ってきて、K師匠が油まみれになってCAMBOのボールヘッドをばらばらにして外して下さった(笑)(意外に凝った構造だった)

Really Right Stuff社のクランプを取り付けたらご覧の通りピッタリだ。
見るたびに意味も無くネジを回したくなるほど出来がいい(笑)
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新時代


加工の時間も非常に少なくて済む。
ここの彩度を上げて、ここのコントラストを下げて、ここだけシャープネスを上げよう・・・そんな加工が数分で完了してしまう。

ここまでやってしまって写真といえるのか?
思わずそんなことを言いたくなるが、おっと待った、それはデジタル時代到来時に誰かが言ったセリフだ(笑)

要は本人の心の持ちようなのだが、そんなところまで問われるソフトである(笑)

D2X + AF-S DX Zoom Nikkor ED 17~55mmF2.8G(IF)
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NX!!


実は出来ることはPhotoshopとそう変わらない。
NXの機能を非常に簡単に言ってしまえば、範囲指定がいとも簡単に出来るということだ。
(他にも機能はあるかもしれないが、まだ使いこなせていないのでわからない・笑)

この部分の色だけ変えたい・・という時に、まるでソフトが承知しているかのように、その部分だけ選んで加工してくれる。
逆に言うと、頭の中でどうしたいかがはっきりしていないと、何をやっていいのかわからなくなる。

D2X + AF-S DX Zoom Nikkor ED 17~55mmF2.8G(IF)
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NX!


どちらかというと絵画的なソフトだ。
絵を描くような感覚で作業が進んでいく。

なるべくその場の雰囲気や質感を出そうと、大袈裟にならないように自制しながら加工したり、逆に少しデフォルメしてやろうと強めに加工したり・・・
いずれにしても頭の中に出来上がったイメージが物を言うので、これがしっかりしている必要がある。

もしかすると写真の撮り方自体も影響を受けて変化するかもしれない。

D2X + AF-S DX Zoom Nikkor ED 17~55mmF2.8G(IF)
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今日のレンズは17-55のズームのみ。
ズームでもこのくらいはボケてくれる。

NXを使ってもレンズの差は出るだろうが、それにしてもここまで加工の自由度が高いと、写真撮影の過程の中において、後処理の比重がかなり高まる。
もう後処理なしの写真なんて、写真とは言えなくなるかもしれない。

なんてことを書くとまた怒られるかもしれないが(笑)、とにかく面白いように加工できてしまう。
加工の作業が実に楽しい。

D2X + AF-S DX Zoom Nikkor ED 17~55mmF2.8G(IF)
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NX


面倒くさくてついCapture4ばかり使っていたが、今日の加工はCaptureNXしか使わないことに決めた。
まだ慣れていないので、不安定な状態が続くかもしれない。
このソフト、本当に自由自在に色がいじれる。
面白い反面、両刀の刃にもなり得る。
何をもってよしとするかがはっきりしていないと、暴走してしまう可能性あり。

D2X + AF-S DX Zoom Nikkor ED 17~55mmF2.8G(IF)
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深大寺


えー・・・
那須の話の途中でいきなり飛んで申し訳ないのだが、今日親戚のお見舞いに行った帰り、深大寺に寄った。
神代植物公園の中をぶらついた。
季節がよくなくて、花はほとんど咲いていなかった。

いや、それはどうでもいいのだ。
問題は、加工ソフトをCaptureNXに変えた・・ということだ。

D2X + AF-S DX Zoom Nikkor ED 17~55mmF2.8G(IF)
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飛行物体


今回の大きな目的のひとつに「飛行中のオニヤンマを撮る」ということがあった。
しかしあえなく敗退した(笑)

昨年、目の前を何度もこれ見よがしに通過され、非常に悔しい思いをしたので、今年こそはと意気込んでいたのだが、結局またも悔しい目にあわされた。

原因はいろいろ考えられるのだが、まずテクニックが伴っていなかったこと。
飛行中の物体を撮影するのは至難の業である。
日頃から訓練を積み重ねておく必要があった。
具体的には目標物に1秒以内にレンズを向けマニュアルでピントを合わせシャッターを押す訓練だ。

次に場所の選定の問題。
裏山はフィールドがあまりに広く、途中オニヤンマの縄張りが何区画かに区切られるのだが、その中を飛行するオニヤンマはスピードがのっており、とても捉えられる相手ではなかった。
しかもホバリングはまったくせず、目の前を高速で通過していくのみ。
いきなり垂直に曲がったり急上昇したりするので、ファインダーの中から消えてしまうこともしばしば。
難易度があまりに高かった。
水辺の産卵場所などを選んだ方が良かったと思う。

さらに言えば、機会が少なすぎることがあげられるだろう。
撮影はお盆休みの2、3日のみで、これを逃すと次は来年。
これでは生きているうちに目標が達成できるかどうか・・・(笑)

機材の選定も、もう少し研究しておけばよかったと反省している。
飛行するトンボ専門に撮られる方のサイトがあるので、よく読ませていただき勉強しようと思っている。
(行く前にそうすればよかったのだが・・・)

肝心のオニヤンマの方は、テリトリーごとに何匹かが悠々と巡回しており、遠くをよろよろと飛行する昆虫でも見つけると、勢いよくそちらに変針し、直線的で見事な攻撃を仕掛けていた。
僕のような見慣れない侵入者を発見すると、様子を窺うためにわざと目の前をかすめていく。
好奇心が強すぎるのか、一日に一回は実家の部屋の中に飛び込んでしまうものがいて、意外に馬鹿なのかも・・・(笑)

それにしてもVR200mmF2は画質がいいね(笑)

D2X + AF-S VR Nikkor ED 200mm F2G(IF)
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負担


きめ細かくシャープなピントと、水で溶いたような柔らかいボケ・・それがこのレンズの画質の特徴だ。
こちらはただ思ったところにレンズを向け、シャッターを押せばいい・・・わけでもない。
だって重いんだもん(笑)

構えれば腕が悲鳴をあげ、持って歩けば肩が悲鳴をあげる。
気軽に地面に置くわけにも行かない。
このレンズといっしょにいると、体のどこかに負担がかかる。

明るいとはいえ、気軽に撮るとブレが出てせっかくの画質を台無しにする。
VRをオンにすると画質の劣化は避けられず、最高の状態を知っているだけに耐えられない。
それどころか、申し訳なくさえ思う。
さらには、もっと高画質に撮ってみたい、という欲求がエスカレートし、機材への投資が止まらなくなる。

このレンズを所有するには、それなりの覚悟が必要である(笑)

D2X + AF-S VR Nikkor ED 200mm F2G(IF)
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VR200mmF2


さて、そろそろ200mmF2の出番だ。

このレンズは圧倒的だ。
他のレンズと明らかに一線を画する。
他のレンズで写真を撮るのが嫌になるほどだ。
これがレンズだと言うなら、他はレンズではない。

この数年、空気の写るレンズを探し集めてきたが、このレンズの絵画的な描写は、空気以上のものが写っているようにさえ見える。

D2X + AF-S VR Nikkor ED 200mm F2G(IF)
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幸いなことに危険な動物は現れなかった。
しかしふと我に返ると、山の中にたったひとりで、何となく気味が悪くなる。
時折木々がざわつき、風が駆け抜けていく。
連休中だというのに、こんなに静かで誰もいない空間があるのかと思うと、不思議な気分になる。
もしかすると森の奥の暗闇から、こちらの様子を窺っている動物がいるかもしれない。
時折そんな不安に襲われて、目を凝らして遠くを見てみる。
自分より大きな動物が潜んでいる森・・・都会では体験したことのない恐怖を感じる。


・・・いや、そんなに大袈裟に書くような話ではないのだ。
だってすぐ下にはMrs.COLKIDの実家の屋根が見えるんだから(笑)
ここでは出たとしてもせいぜいイノシシだ。

本当に怖かったのは北海道の苫前熊事件の被害現場に行った時だ。
あそこはヒグマがうようよいるし、多分被害者の霊も漂っていた筈だ。

D2X + PC Micro Nikkor 85mm F2.8D
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攻撃


すぐ裏の山といっても、僕にとっては未知の世界であり、僕は他所からの侵入者に他ならない。
この場所のルールを心得ていないと痛い目にあう。

義父から野犬がいるから気をつけるように・・と言われた。
黒いのが5匹、茶色いのが1匹いるという。
逃げたら逆にやられるから、遭遇したら向かっていかなければならない。

何か武器になるものを持っていった方がいいと言うので、とりあえずはジッツォを振り回すことにした。
5型カーボンの一脚でぶん殴れば、さすがの野犬もたまらないだろう(笑)

もっともこれは頭の中で考えることで、実際に戦うとそう簡単にはいかない。
空手の心得のある学生時代の友人が、都内の公園で野良犬に襲われ戦ったことがある。
実際に対戦してみると、反射神経が違いすぎて防御が精一杯、攻撃なんてとても仕掛けられなかったという。

ここには危険な動物としてイノシシもいる。
夜中に山から下りてきて、下の畑を荒らす。
この山にクマがいないのは幸いだ。
ツキノワグマとはいえ、戦うとなると容易ではない。

ただしテディベア博物館はある(笑)

D2X + PC Micro Nikkor 85mm F2.8D
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