EL Nikkor 105mm F5.6N


BORGのM42ヘリコイドシステムをいくつか組み合わせて、引伸ばし機用レンズを一眼レフボディに取り付けると、無限遠の出るレンズと出ないレンズがある。
昨年取り上げたEL Nikkorの50mmや下のシュナイダーは無限遠が出ない。
出ないどころかレンズの直前にしかピントが合わないので、これはもうマクロレンズとして使うしかない。

しかしこのEL Nikkor 105mm F5.6 は無限遠が出るようだ。
本来は6×9cm判用に作られた引伸ばし用レンズ。
手持ちのアダプターの組み合わせでは、もう少しのところで無限遠が出ないのだが、他のアダプター(厚みが違うものが何種類かある)を上手く組み合わせることで多分出ると思う。
遠くの被写体にまでピントが合うので、レンズとしての描写力を普通に確かめることが出来る。




そして相当の実力の持ち主であることが伝わってくる。
ニコンとは思えないほどすっきりとした抜けの良さと、ニコンならではの張りつめたようなシャープさをあわせ持つ。

もうこの手のレンズを買うのは止めようと思ったが、これを見せられると、少しまじめに使ってみたくなる。
物凄く使いにくいレンズだから、これを持って街に出るのは、ちょっと躊躇われるが・・・(笑)
今日の写真は家から一歩も出ていないのがばれちゃうね(笑)

構造がシンプルな分、通常の撮影用レンズと比べて鮮度が高いように感じる。
EL Nikkor専門のフォトグラファーなんてカッコいいかもしれない(笑)

D2X + EL Nikkor 105mm F5.6N
D2X + Ai AF Micro Nikkor 105mm F2.8D(中)

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