DCニッコール


今回久しぶりにDCニッコールの135mmf2を持って行った。
10数年前に買ったレンズだ。

DCニッコールはボケ味をコントロールする特殊な機能を搭載しているレンズだが、この135mmはあまり評価が高くない。
同じDCニッコールでも105mmの方は評価が高いのだが、それもこのDCリングを回さない時の話で、ただの105mmのレンズとして使った時に非常にシャープな画質である、というコメントが多い。
みなボケ味コントロールなんておまけの機能だと思っているようだ。

たしかに僕も、特にデジタル時代になって、135mmは何となくソフトなレンズという印象を持っている。
ほんのり柔らかい、どこかピントが甘いような写真になってしまうのだ。

今回は雨のためホテルでゆっくりしていたが、暇に任せて窓から写真を数枚撮ってみた(笑)




何枚か撮ってみてわかったことは、このレンズ、f5.6くらいまで絞らないとピントの合った写真が撮りづらいということだ。
それ以下の絞りで撮った写真は、どれもピントが甘くて気に入らなかった。
被写界深度が恐ろしく狭いのか、変な機能のせいでAFとの相性が悪いのか、あるいは壊れているのか・・・(笑)

f5.6まで絞ったらボケないじゃないか、といいたくなるが、案外綺麗にボケてくれる。
DCリングを動かしてみると、たしかにボケ味が変わるのだが、別に無理に動かさなくてもいいのではないか、という感じ。

もしかして普通の135mmf2のレンズとして、画質を追求した設計にした方が良かったのではなかろうか?

D2X + AF DC Nikkor 135mm F2

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