マイクロレンズ


Z7 + NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S

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ニッコールZ MC 105mm f/2.8 VR Sの事を、ニコンはマクロレンズとは呼んでいない。
Fマウント時代の近接撮影用レンズも、一般ユーザーはマクロと呼んでいたが、正式にはマイクロニッコールであった。

今回もあくまでマイクロレンズである。
注釈には「マクロレンズは本来、原寸大以上の倍率が得られる顕微鏡のような拡大光学系のレンズを指します。このためニコンは定義の厳密性をより重要視し、各社が「マクロレンズ」と呼ぶ縮小光学系で等倍撮影ができるレンズを「マイクロレンズ」と呼んでいます。(同社ニッコールZ MC 105mm f/2.8 VR Sのページより)」と書かれている。
一昨日も不用意にマクロと書いてしまったが(笑)、メーカー側としては、これはあくまでマイクロレンズなのだ。
(ただし近接撮影の事は「マクロ撮影」でいいようだ)

僕などは端からこのレンズを昆虫などの近接撮影に使うことしか考えていなかった。
しかし同社のサイトを見ると、通常の105mmの中望遠レンズとしての性能の高さも謳っている。
美しいボケと高い解像度のコントラストの高さがこのレンズの第一のアピールポイントなのだ。
ポートレート撮影主体の人にとって、中望遠のレンズは重要であろう。
売れている理由は、案外その用途で使う人たちも加わるからかもしれない。

実際マクロ撮影ではなく、普通に中望遠レンズとして写真を撮ってみると、このレンズの性能の高さが窺える。
上空を旅客機が飛んでいたので、さっとカメラを向けてAFで撮影してみた。
撮れた画像を見て、妙に立体感があるな・・と思い拡大してみると、旅客機の窓の一つ一つがはっきり数えられる程クリアに写っている。
(下は等倍に切り抜いた画像)
近距離撮影の機能が付いた、優秀な中望遠レンズ・・として捉えるのが正しいのかもしれない。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (Unknown)
2021-07-15 00:49:40
マイクロニッコールの話はこのブログ
https://aim7.exblog.jp/238690266/
が興味深いですが、ニコ爺は怖いのでここを紹介しません。COLKIDさんはニコ爺じゃないので大丈夫ですよね?
 
 
 
Unknown (COLKID@会社)
2021-07-15 07:35:49
なるほどニコンが間違っているという説もあるんですね。

私は高校生の頃から40数年ニコンを使っているのでスーパーニコ爺かもしれません。
でもマイクロでもマクロでもどっちでもいいです(笑)
 
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