井戸


LEICA X1

大きな写真

工場の屋根にホースを延ばして、水道の水を撒いてみた。
文字通りの、焼け石に水・・だったようだ。
屋根に上った者が、その広さを実感したのか、これは無理だと言い出した(笑)
工場内の温度にも、まったく変化なし。

井戸を掘ってその水を使ってはどうかという案があったので、僕は井戸掘りの業者を見つけて質問のメールを送った。
すると、企業が井戸水を使う場合、申請が必要になることがわかった。
規制もあり、ポンプのモーターの大きさ、一日の使用水量、ポンプ吐出口の断面積などが決められているという。
考えてみれば当たり前だが、地下の水もやはり国のものなのだ。
屋根を冷やした後は、ちゃんと地面にお返しする・・と言ってもだめなのだ。

井戸を掘る金額がいくらかかるのかわからないが、使用する水量や機材の能力が一般家庭とは違うので、多分百万円くらいかかるのだろう。
恐れているのは地下水を使用することによる地盤沈下で、それについても質問したが、無いとは思うが保障できない・・という返事であった。
すでに何もしない状態で地盤沈下が数箇所起きているので、ちょっと怖い。
ただ太いホースでドボドボと水を屋根にかけられたら、さぞや気持ちいいだろう・・という危険な想像を、ついしてしまう(笑)

今日は暑くて、外を車で走ったら、外気温は38度を超えていた。
みな二言目には暑い暑いと騒いでいたが、冷静になって工場の中を歩いてみると、外の気温と比べると内部はそれほどでもない。
やはり天井があることが効いているのだろう。

工場なのに天井があるのは、実は設計した人が初心者で、普通の家のような構造にしてしまったからなのだが、それが幸いして、外より多少温度が低いようだ。
局所的には冷房も入っているので、何とか我慢できる。
とは言っても自分の体調がわからなくなると危険なので、休憩時間を増やし、定期的に休むような態勢にした。

問題は工場内の中二階で、ここは40度以上になることもある。
屋根に乗った社員は早くも水冷式をあきらめ、中二階の温度を下げるために、熱を発する水銀灯を限界まで減らし、替わりに蛍光灯やLEDを増設する作業に取り掛かっていた。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (やまだ)
2011-07-16 07:00:28
雨水を貯めるタンクを置いて、その水を利用するのはどうでしょう。
我が家では青い塩ビのドラム缶に雨水を貯めています。
半分に切ったのもあるから6本半で、1300リットルくらいですね。
防火用水ですが、洗車と犬小屋の清掃にも使っています。
中古の大きなタンクが安くて手に入れば現実味が出てきます。
小型エンジンポンプで散水すれば設備費もたいした事ないような気がします。
 
 
 
Unknown (COLKID@会社)
2011-07-16 10:48:29
ちょうどそれに適した容器があるんです。
産廃業者がゴミの収集車の荷台に使うコンテナで、ほぼ新品のきれいなものが会社の庭にひとつあります。
仰られるような使い方を考えていて、厚いビニールで防水処理を施して、井戸の水もそこに一度溜めようかと計画していました。
大きいので雨を期待しても簡単には溜まらず、暑いと毎日大量に散水に使用すると思われるので、結局水道の水を溜めるしかないのかと悩んでいました。
でも井戸を掘る前に、汲み取りのモーターだけ買って、そこに溜めた水で効果を試してみる必要がありますね。
ちょっと現実味を帯びてきました。
アドバイスありがとうございました。
 
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