進歩


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国家間の問題に対して、国は徹底して損得勘定で動く。
正義に基づいて動くわけではない。
普通の感性では理不尽と思われることでも、国のためになるなら、平気でやってのける。

どんなに汚いと言われようと、蔑んだ目で見られようと、国益を守るためには土下座でも何でもしてのけるのが政治家である。
あいつらは嫌いだとか、正義に反するとか、感情に基づいた発言をするのは民衆である。
それを政治家が口にしたとしたら、それなりの計算の上での発言であろう。

太平洋戦争勃発の直前、米国には日本は開戦するわけがないと分析する研究家もいたという。
国益を守るのが国家の務めであり、プライドや感情のために、勝てる見込みがないとわかっている戦争に突入するという、国家レベルでの自殺行為に走るなんて、常識では考えられなかったのだ。
引っ込みの付かなくなった日本のために、うまく治まるよう道を作ろうとさえした。

中には、日本が子供に近い行動をとる可能性があると指摘したアナリストもいたという。
長い鎖国の影響がいつまでも残り、国際的なルールを理解しておらず、空気も読めない。
また無理矢理開国させられたことで、精神的に傷を負い、不安定なまま成長してしまった・・という分析だ。
そして結果としてその通り、自滅的な戦争に突入してしまった。

民衆は、本質的には当時からあまり進歩していないように思う。
政治家のほうはどうなのだろう?
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コメント
 
 
 
うん~ (マイケル)
2012-10-24 23:23:15
今日はCOLKID様らしからぬ過激な発言ですね。
維新のあと江藤新平と西郷ら、は伊藤、大久保が憲法草案の為外遊している間に不平士族の為、征韓論を実現すべく奮闘する訳ですがまったく金の無い新政府に韓国を併合した後、北京に天皇を抱くなど絵空事で大久保に潰される訳ですが昭和の軍部が同じことが出来ると錯覚したのかイケルと思ったのかは解りませんが、アメリカに先制して出来る限り有利な条件で和解と言う空想が悲劇を招いたという感じもしまします。

お正月の皇室参拝を観ますと宗教は日本人の心に浸透していないの神教の長である皇室文化は日本人の心に浸透してるのを観ると神国と言う概念がいかに日本人を支えてきたのか良くわかります。

実はこの神国と言う概念と神が宿る天皇の子供であると言う父兄国家というのが日本の底力でありプライドではないかと言う気がしますが~
あまり書き込むと右翼に思われても困るので今日はこのへんで!
おやすみなさい。
 
 
 
Unknown (COLKID@自分の部屋)
2012-10-25 00:59:43
攘夷思想すなわち「日本は神の国、外国人を打ち払え」という考え方は、太平洋戦争のときもそのまま民衆の心の中から湧き出ています。
根深く日本人の心に巣食っているようです。
力でもって無理やり開国させられた時に、心に刻み付けられた一種の精神病ととらえる説を読んだことがあります。

私の先祖の国学者は、調べてみると水戸の徳川斉昭に慕われ膨大な蔵書を水戸藩に寄贈しています。
どうも水戸藩を中心とした攘夷思想の元となったきらいがあるんです。
ちょっと責任あり??(笑)
 
 
 
開国は必然のような~ (マイケル)
2012-10-25 02:05:51
清国その他アジアを植民地化したイギリス、アメリカその他の外国は日本の尊王攘夷と葉隠、日本の武士道、士道にある不気味さを感じていたような気がします。
開国は植民地化の手段でしたが日本人の思想、文化にある種の違和感を感じていたのが全面戦争を回避できた原因かもしれません。
鎖国のあいだ日本人は遊んでいた訳でなく数学、物理、天文と独自に追及してかなりの知識を蓄えていたのも一因かもしれません。
中でも一番外人が恐怖したのが切腹でしょうか?
日本人の外人殺傷と言うのはよくあって、お前責任を取れみたいな理不尽な切腹が多くその現場に立ち会った外人が失神した記録もあり、この国と戦争をしたらやばいと言う感じが働いた気もします。
それだけでなく。
吉田松陰の影響は強いでしょう。
維新後の政治家の思想背景の基盤がそこにあり知識の吸収力が凄いですね。
しかも明治の日本は金がまったくなくすぐ目の前に日清、日露戦争があり国家予算の9割が軍事費で大衆は極貧だったのにそれに耐えれたというところが王政復古かもしれないですね。
何が言いたかったんだろう?
最近頭使わないし、掃除、洗濯、食事作りしかしてないですw、
おまけに酔ってるしアハアhh
頭、バカなのでこの程度ですw
最後に本読んだのは遥か昔ですね(笑)
少しコメントが多かったですねではまたいずれ~・・・

 
 
 
Unknown (COLKID@会社)
2012-10-25 08:11:57
基本的に日本を植民地化するつもりで来たのですが、対応する日本の役人に優秀なつわものが多くて、これは無理ということになったようです。
知性があり信念があり、理路整然としていながら、のらりくらりとやられるので、「手強い」と当時のプチャーチンなどの日記に書かれています。
海外勢も有無を言わさず武力で奪い取るような時代ではなく、まず言葉での交渉という戦いがありますからね。

航空機の発達前の世界では海が最高の城壁であり、隔離された状態で隣国よりの侵略を気にすることなく、何百年も文化の発展に専念できたのですから、日本が異常発達するのも当然です。
それゆえに何かと神の国論になってしまうのは弊害かもしれませんが・・・

幕府は優秀な人材が揃っており、無能だったというのはその後の薩長の教育操作も原因になっていて、最近はそれを正して本当の歴史を解明する動きも出ているようですね。
歴史書の内容が変わりつつあるといいます。
 
 
 
なるほど (mu666666)
2012-10-25 12:34:35
今日は。
なるほど、そんな意見もあるのですね。
現実問題として、自前の情報の収集、分析、防御など、が基本的になってないではないでしょうか。情報の質が悪ければ、スーパーコンピューターでも何でも役に立たないような気がします。世の中には直接的な関係と間接的関係があるのではないでしょうか。そんな気がします。まあ、自前の質のいい情報を仕入れるのは、なかなか、難しいですよね。
ではでは。
 
 
 
Unknown (COLKID@会社)
2012-10-25 14:24:38
戦時中は官僚主義も弊害になっていたようですね。
貴重な情報を持ちながら、あいつには教えないとか、協力しないとか、そういう馬鹿げたことが原因で信じられないような重大な失態につながっていたようです。
 
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