残ったユーロ


D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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2年前にもヨーロッパに行った。
その際にユーロのコインが残ってしまった。
紙幣はすべて使ったが、硬貨まで使い切ることは出来なかった。

そのコインが、ずっとパスモのケースの小銭入れに入っていた。
2年間そのままで、いつもパスモと一緒に持ち歩いていた。
そのコインが今回の出張で役に立つ。

まあ今はカード社会だから、実際のところ、現金なんてあまり必要無いだろう。
昔はタクシーなどでカードが使えなかったので、やはり一定量の現地通貨が必要であった。
あちらに着いたら夜遅くて、もう窓口はすべて閉まっており、タクシーに乗るにも現地のお金が無い・・という非常に困った事態に陥ったことがある。
あの時は途方に暮れた。

そのため出発前に空港でいくらか両替するのが習慣になっている。
円は使えないし、やはり多少のユーロは持っていないと怖い。
常に100%カードが使えるという保証があるわけではなく、万一のことを考えると手持ちの通貨がゼロというわけにはいかない。
実際にはキオスクで水を買うにもカードで購入できるのだが・・・

というわけで、前回残ったコインに加えて、さらに空港でエクスチェンジした数万円分のユーロを足して持っていった。
しかし案の定、日常のほとんどの支払いはカードで済んでしまうので、現金を使う機会は本当に少ない。
展示会場の小さな売店でもカードでOKである。
現金がまったく無くても、何とかなったのではと思うほどだ。

仕方が無いので、帰るまでにユーロの現金がなくなるよう、むしろ積極的に使うようになった。
タクシーに乗ったり食料品店でパンなどを買うたびに現金で支払う。
それでも最終日には、かなりの額のユーロが残っていた。

上手くできたもので、そういうお客のために、帰りの空港では残ったお金を使うためのお店が揃っている。
特に乗り継ぎのミュンヘンの空港には、タックスフリーのブランドショップが並んでいる。
ここが最後だから、残ったユーロを使い切ってしまわないと、そのお金はもう使えなくなるよ・・というシチュエーションである。
まあいくらタックスフリーと言っても、今時煙草やお酒に群がることは無いのだが・・・

ミュンヘンのショップで、Mrs.COLKIDにお土産のブランド物のサングラスを買った。
少々派手目なものであるが、そういうのを好んで着こなすタイプなのだ。(実際いたく気に入ったようだ)
それからデザインのいい文房具などいくつか購入した。

それでも紙幣を含めて、まだ数十ユーロ残った。
思い切って何かを買ってしまえばよかったのだが、飛行機の時間が迫っており、結局それを使う機会を失ってしまった。
その結果、以前より多くユーロが残ってしまった。
またパスモと一緒に2年間持ち歩くことになりそうである(笑)
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