うなぎ


D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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アメリカ人のお客さんが来た。
製造機械のメーカーの副社長さんだ。
午前中仕事の話をして、昼食に連れていくことになった。
近所のうなぎ屋に行くことにした。

うなぎは好き嫌いがあると思い、食べられるかどうか、聞いてみた。
「イール? 食べたことはないよ」
少し困惑した表情で、そのアメリカ人は言った。
「トライしてみるよ」

混み合うと思い、うなぎ屋に電話で席を予約してから向かった。
以前は海外のお客さんが来ると、行きつけの和食のレストランに連れて行ったのだが、そのお店が廃業してしまった。
それで仕方なく、そのうなぎ屋に行くことにしたのだ。
外国人のお客さんと聞いて、特別に椅子のある個室を用意してくれた。
しかもお店の女の子が流暢に英語も話した。

うな重の上を人数分注文した。
出てきた重箱のふたを開けて、ご飯の上にぎっしりと並べられたうなぎに外国人は感嘆の声を上げた。
iPhoneを取り出して撮影している。

食べられるかな・・と思って見ていたら、口に運ぶや目を丸くした。
「テイスティ!」
箸を器用に使って、うなぎとタレの染みたご飯を、どんどん口に運ぶ。
一緒に来た日本人が、味はどうかと聞くと、
「美味い、本当に美味い」
と喜んでいる。

うなぎについて、いろいろと質問された。
当然、これは何かと、肝吸いについても聞いてきた。
エイリアンだよと答えたが、うなぎの肝というより、ストマックかな・・などと考えて教えた。
驚きながら、またiPhoneで写真を撮っていた。

大抵の外国人は、うなぎを好むことが分かってきた。
何人か連れて行ったが、みなえらく喜ぶのだ。
以前と比べると、日本食はかなりポピュラーになっている。
あちらの口も、昔とは変わってきていている。

むしろ問題は僕の方なのだ。
うなぎはすごいカロリーだし、食べていて血糖値が上がるのがわかる。
先日も連続してお客さんを連れて行ったが、こちらの体調が少しおかしくなった。
かといって一人だけ食べないというわけにもいかないので、量を減らせるよう対策を考えているところだ。
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