猛烈な台風


D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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出張で九州に来ている。
飛行機は少々揺れたが問題なく飛んだ。
空港に着くと、湿気と気温が高くて驚いた。

先程からテレビでは台風の情報でもちきりだ。
「これまでに経験したことのないような・・」という表現が使われている。
九州まで来るには来てしまったが、明日からの仕事はどうなるのだろう。



アレン・エドモンズの「ストランド」。
セミブローグ。
アッパーはブラウンのコードバン。
サイズはUS8D。

セールで安くなっていたので思わず購入した靴。
アレン・エドモンズのセミブローグである「ストランド」は、以前より仕事用にどうしても欲しい靴であった。
セミブローグの靴は、装飾が多く少々派手だが、プレゼンテーションなどで人前に立つ時に丁度いいのだ。

特に明るいブラウンの「ウォールナット」という色が気になっていて、何度注文のボタンを押しそうになったかわからない。
その「ストランド」を、ひょんな事から入手することになった。
ウォールナットではなく、あろうことかコードバンのモデルが、僕にとって最初の「ストランド」となった。



アウトソールは「レイデンバッハ」。
ドイツ製の高級レザーソールで、樫の木でタンニンされた密度の高い革が使われている。
実際に履いてみると、非常にしなやかに曲がり歩きやすいことがわかる。

アッパーはホーウィンのコードバンであるが、色はいわゆるNo.8(バーガンディ)ではなく、赤みが少ないブラウンだ。
なかなかいい色である。
アウトソールにそのことを示す刻印が押してある。
履いて削れてしまう前に撮っておいた(笑)

サイズはUS8Dにした。
この靴も例の65ラストなので、僕の足にもっとも合うサイズはUS8DかUS7.5Eになる。
US8Dは僕の足には長めで、多少細長く見えるのが玉に傷である。



セミブローグ、6アイレットの「ストランド」には、独特の佇まいがある。
アレン・エドモンズを扱っているお店が都内にも数件あるが、展示されている同社の製品の中で、もっとも目を惹くのがこのモデルである。
何色かの「ストランド」がズラッと並んでいると、その迫力に圧倒される。

面白いもので、似た形状でもフルブローグ(先端部のパーツがW型にカットされたいわゆるウイングチップ)の「マックアリスター」では、くどさが加わってしまい、だいぶ印象が変わってしまう。
「ストランド」でないと出せない雰囲気があるのだ。

アレンの製品は他の会社のものより価格が安く、質もそれなりである。
しかし、言葉にするのが難しい独自の魅力を持っている。
しかもその魅力が、革フェチの心にに妙に訴えてくるのだ。
中でも「ストランド」は、もっともバランスの取れたモデルではないかと思う。

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