実地テスト


LEICA X1

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昨日は早速ラバー・コーティングしたベルトを付けて歩いてみた。
耐水性を実地テストするのが目的で、秋葉原から神田、日本橋を通って丸の内、銀座へと抜けた。
なるべく汗をかいたほうがいい。

途中日本橋の三越に寄り、地下でアッフォガードを飲みながら休憩。
その後、丸の内のベルト店に立ち寄り、テスト中であることを告げた。
女性の店員さんが興味津々で、うまくいくようなら自分もやりたいので教えて欲しいという。
やはり汗対策で悩んでいるそうだ。

気温も高めで、予定通り汗をかいた。
時計を外してベルトの内側を見ると、ラバー・コーティングの表面に汗が水滴になって溜まっている。
しめしめ、これなら上手くいきそうだ・・・

と思ったら、部分的に汗が染み込んでしまい、ベルトの表面に黒ずみとなって現れてきた。
驚いてチェックしたところ、ほんのちょっとコーティングを失敗した部分に、容赦なく汗が染み込んでしまうことがわかった。
マスキング・テープを剥がす時に、伸縮するラバーが一緒にくっついていってしまい、小さく剥がれてしまった個所があった。
そのコーティングが不完全な場所に、汗が入り込んでしまうのだ。

どうやらコーティングが上手くいっている部分は大丈夫そうで、表面が濡れていても染み込んでいく気配は無い。
コーティング作業の際、かなり気を遣う必要がありそうだ。
マスキング・テープを除去する時も、不用意に剥がすのではなく、切れ目にナイフで軽く切れ込みを入れてから、慎重に剥がすほうがいいだろう。



今日の時計ベルト。
コーティングのテストに使った1本だ。
ジャン・クロード・ペランのデッドストックから購入した。
カイマンのルビーという、実に鮮やかな赤い色をした革である。

ペランの既製品はアンチスエット仕様になっていないが、テストにはかえってちょうどいい。
少し気後れしそうなほど鮮やかな色であるが、白いアクアテラとは良く合っている。
比較的地味な服装を着て、腕にだけ鮮やかな赤・・というのが、意外に格好いい。
テレビでそういう着こなしをしている人を見て、あれいいなと思ってやってみた。

こういうことに疎い僕なので、目の隅に飛び込んでくる鮮やかな赤が、気になって仕方が無い。
腕を見ては、うーん、派手かなあ・・なんて言いながら歩いていたら、Mrs.COLKIDから、あなたが思うほど他人は見ていない、と笑われた。
でもデパートを歩いていたら、女性の店員さんからすごく褒められたぞ(笑)
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