アマガエル


LEICA X1

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工場の窓に、アマガエルが何匹か住みついている。
時折、カエルたちが元気でいるか、確かめている。
乾燥した日には、霧吹きで水をかけてやったりもする。
今日は3匹いて、そのうち1匹は壁の色に合わせて白っぽく変化していたが、2匹は保護色が下手なのか緑色のままであった。

今はカエルにとって、冬眠前のエサを多く必要とする時期だ。
日中は隙間に隠れてじっと丸くなっているが、夜になるとエサを求めて動き出す。
灯りに集まってきた小さな虫を、盛んに食べて回るのだ。
いつもの場所にカエルがいない時は、ハンティングに出かけているとみていい。

しかし、今年は少し様相が違う。
節電や不況の影響で灯りを落としている家が多く、エサの虫たちが以前のようには集まらないのだ。
節電のあおりをカエルも受けているということだ。
いつもならたっぷりと肥えている季節だが、今年は少々スリムな印象を受ける。

アマガエルはのんびりとした生き物である。
生きた虫を捕まえて指でつまんで目の前に出してみると、野生のアマガエルでも躊躇せずにパクリと食べてしまうことが多い。
そういうとぼけた面を持っているので、じっと見ているだけで心が休まる。
かわいそうだから、何とかしてエサを与えることは出来ないものかと考えている。
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