都内移動


D3 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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太陽が強く輝き、肌がじりじりと焼けるようであった。
眩しくて目を開けていられず、すれ違う人も顔をしかめている、
しかし気温は驚くほどでもなく、日陰はけっこう風が吹いていた。

そんな中を仕事でかなり移動した。
人形町の得意先で打ち合わせがあり、その後新宿のお店を視察して、再度有楽町に戻り、丸の内、秋葉原・・と都内を電車で行ったり来たりした。
さすがに疲れた。
重い荷物を肩に掛けて歩いたため、腰が痛くて参っている。



今日の時計ベルト。
ジャン・クロード・ペランにオーダーしていたベルトが出来上がってきた。
5月の中旬に発注したので2ヶ月と少しかかった。

当初、お店でサンプルの小片を時計に当ててみて、しっくりきたので作ってみた。
素材はグレーヌカーフという2色染め上げ、トップと谷間に濃淡を付けた型押し牛革で、色はチョコレートを選んだ。
ベルトの型はスクエアートップの厚みのあるものにし、裏面はラバー。
ステッチはダークブラウンの糸で手縫いにし、革の色と微妙に変化を与えようと目論んだ。

考えに考えて選んだ仕様なのだが、出来上がってみると、案外地味で面白くない。
微妙な効果を狙ったステッチも、革の色に同化してしまっている。
サンプルの小片を見た時は、非常に合うと感じたのだが、ベルトの大きさで出来上がってくると、マッチングもイマイチである。
何とも難しいものだと思った。

後の祭りだが、もしステッチを渋めのオレンジ色にでもしたら、かなりいけたであろうと思う。
地味に既製品っぽくまとめるのではなく、ほどほどに派手な要素を入れて、特注でなければ出来ないような仕様にするのが、オーダー品のコツかもしれない。
この前の紫のリザードのように、やりすぎもいけないのだが・・・(笑)

収穫が無かったわけではない。
ペランはオーダーで頼むと、どうやら作りが丁寧になるような気がする。
今回のベルトは細部がきっちり作られており、非常に好感が持てた。
現在もうひとつオーダー品を頼んでいるので、そちらが完成したら再度確かめてみる。

いずれにしても勉強になった。
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