秋葉原

ご存知の通り秋葉原は騒然としていた。
ヘリが上空を行き交い、各テレビ局の取材陣が押し寄せる。
メインの交差点を中心に立ち入り禁止のテープが張り巡らされ、押し出された人で歩道は溢れている。

ひとつの特徴として、事件が世界一のエレクトロニクスの街「秋葉原」で起きた・・ということが言える。

これは何の騒ぎなのか？一体何が起きたのか？
すると誰かが懐から携帯テレビを取り出し、ほんの十数メートル先から生で中継されている放送を見出す。
警官までがその情報を聞いている。

驚くべき数のカメラがどこからともなく出てくる。
プロの取材陣ばかりでなく、一眼レフカメラを持った素人が走り回る。
その場でパソコンで画像を確かめ、どこかに送信する人までいる。
恐らくとてつもない量の写真がネット上に流れただろう。

DP1はこういう現場ではほとんど役に立たないカメラだ。
リアの液晶画面を見ながら写真を撮っていると、取材陣から事件直後の映像を撮ってはいないかと聞かれた。

SIGMA DP1