PX-5500


エプソンのPX-5500というプリンターを使っている。
A3ノビまで印刷できる顔料インクのプリンターだ。

何故かは知らないが、同社のこのクラスの大きさのプリンターの中では、唯一マックスアートのシリーズに属している。
マックスアートというのはエプソンの大型プリンターのシリーズで、会社にも1m以上の幅のロール紙にプリントできる同シリーズの顔料プリンターが1台ある。

顔料インクには賛否両論あるようだ。
PX-5500で光沢紙にプリントしても、染料インクのような光沢感が出ず、ベタッとした質感の仕上がりになる。
しかし表面がつるつるのプリントというのは、どうも素人向けの仕上がりのようで、色の再現性や安定性を重視するプロの方々は、つやの無いプルーフ用紙などを使う場合が多いという。

クリスピアという光沢感の強い高価な用紙があるのだが、それにPX-5500で印刷しても、つや消しの落ち着いた質感の仕上がりになってしまう。
不満を持つ一般ユーザーもいるようだが、そういうものなのだ。
だからあえてマックスアートのシリーズにしたのだろうか?

顔料インクの制御はかなり難しいようで、キャノンが開発している対抗機種が、予定の発売日から大幅に遅れている。
実はそちらを待っていたのだが、もう待ちきれずにエプソンの方を買ってしまった(笑)

PX-5500のいいところは、AdobeRGBに対応しているところだ。
ところがAdobeRGBのデータをAdobeRGBモードで印刷しても、期待していたような鮮やかな色のプリントにはならない。
本当はこの機種は、かなりシビアにカラーマネジメントが出来るようになっているのだが、面倒くさいのでいい加減に使っているのが悪いのだろう。
そもそもモニタにAdobRGBの色域の表示能力が無いので、調整もへったくれも無い・・という面もある。

ご存知の通り僕はAdobeRGB信仰を持っていたのだが、ここにきてちょっと崩れてきている(笑)

D2X + AF-S DX Zoom Nikkor ED 17~55mmF2.8G(IF)
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ズーム


海外などから会社に来たお客さんと記念撮影をして、その場でプリントした写真を渡すととても喜ばれる。
そのためにデジタル一眼レフをいつも会社に持って行く。
(そういう意味では僕もプロカメラマンといえるかもしれない・笑)

プリントした写真が長持ちするようにと先日エプソンのPX-5500という顔料プリンターを購入した。
カメラのボディはD100やD2Xを使うことが多い。

レンズも何本か置いてあるが、一番喜ばれるのがシグマの10-20mmのズーム。
ジッツォの5型を目いっぱい伸ばして、高いところから俯瞰するように撮る。
するとショールームなど全体が広く写せて、その真ん中にひとり立つ自分・・という特殊な構図の写真が撮れるので、たいていの人はビックリすると同時に非常に喜ぶ。

会社に帰って会議で見せたり、女の子に自慢したりできるらしい(笑)
実は女の子が一番敏感に反応して歓声が上がると聞いた。
レンズの画質はイマイチなのだが、画角そのものが説得力を持っているのだ。
結果的に多少なりとも商売につながっているかもしれない(笑)

同時に通常のポートレート撮影用にニコンの18-35mmF3.5-4.5EDのズームも置いてある。
あまりまじめに撮る気はなかったので、家にあった安いズームを選んだのだ。

ところが先日久しぶりに17-55mmF2.8EDのズームを使ってみて驚いた。
18-35よりかなり画質がいい。

よくテストレポートで高価な17-55より18-35の方がシャープで画質がいい・・と書かれているのを見るが、実際に使ってみると、やはり17-55の方が相当いいような気がする。
階調が豊かで癖が少ないのだ。
最初は多少ボケ気味にも見えるのだが、画像ソフトで加工するといきなり高画質になる。
プリンターで紙に印刷すると、さらに差がはっきり出る。
最初からエッジが立ってしまったような18-35より、滑らかにぼけている17-55の方が後処理向きなのかもしれない。

D2X + AF-S DX Zoom Nikkor ED 17~55mmF2.8G(IF)
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