VR200mmF2


さて、そろそろ200mmF2の出番だ。

このレンズは圧倒的だ。
他のレンズと明らかに一線を画する。
他のレンズで写真を撮るのが嫌になるほどだ。
これがレンズだと言うなら、他はレンズではない。

この数年、空気の写るレンズを探し集めてきたが、このレンズの絵画的な描写は、空気以上のものが写っているようにさえ見える。

D2X + AF-S VR Nikkor ED 200mm F2G(IF)
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幸いなことに危険な動物は現れなかった。
しかしふと我に返ると、山の中にたったひとりで、何となく気味が悪くなる。
時折木々がざわつき、風が駆け抜けていく。
連休中だというのに、こんなに静かで誰もいない空間があるのかと思うと、不思議な気分になる。
もしかすると森の奥の暗闇から、こちらの様子を窺っている動物がいるかもしれない。
時折そんな不安に襲われて、目を凝らして遠くを見てみる。
自分より大きな動物が潜んでいる森・・・都会では体験したことのない恐怖を感じる。


・・・いや、そんなに大袈裟に書くような話ではないのだ。
だってすぐ下にはMrs.COLKIDの実家の屋根が見えるんだから(笑)
ここでは出たとしてもせいぜいイノシシだ。

本当に怖かったのは北海道の苫前熊事件の被害現場に行った時だ。
あそこはヒグマがうようよいるし、多分被害者の霊も漂っていた筈だ。

D2X + PC Micro Nikkor 85mm F2.8D
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攻撃


すぐ裏の山といっても、僕にとっては未知の世界であり、僕は他所からの侵入者に他ならない。
この場所のルールを心得ていないと痛い目にあう。

義父から野犬がいるから気をつけるように・・と言われた。
黒いのが5匹、茶色いのが1匹いるという。
逃げたら逆にやられるから、遭遇したら向かっていかなければならない。

何か武器になるものを持っていった方がいいと言うので、とりあえずはジッツォを振り回すことにした。
5型カーボンの一脚でぶん殴れば、さすがの野犬もたまらないだろう(笑)

もっともこれは頭の中で考えることで、実際に戦うとそう簡単にはいかない。
空手の心得のある学生時代の友人が、都内の公園で野良犬に襲われ戦ったことがある。
実際に対戦してみると、反射神経が違いすぎて防御が精一杯、攻撃なんてとても仕掛けられなかったという。

ここには危険な動物としてイノシシもいる。
夜中に山から下りてきて、下の畑を荒らす。
この山にクマがいないのは幸いだ。
ツキノワグマとはいえ、戦うとなると容易ではない。

ただしテディベア博物館はある(笑)

D2X + PC Micro Nikkor 85mm F2.8D
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大群


カメラの機材を担いで裏山に入る。
朝早いとたちまちやぶ蚊の大群に襲われる。

もちろんこちらはそんなこと事前にわかっているので、蚊よけのスプレーを体に満遍なくかけて行く。
ところが、ここの蚊ときたら、蚊よけスプレーなんてお構いなしで攻撃を仕掛けてくるのだ。

先ほどスプレーをかけたばかりの場所に平気で喰らいついてくる。
撮影するためにはどうしても体を静止しなければならないから、蚊にとっては非常に都合がよろしい。
まさに食べ放題(笑)
こちらはパッと撮ってパッと逃げる・・というパターンが身につく。
それでも手や足、首筋がみるみる腫れてくる。

O型の僕は昔から蚊に刺されやすい。
東京からやってきた美味しいエサなのである(泣)
蚊以外にもブヨや得体の知れない虫たちが体の周りにまとわりつく。

やぶ蚊のいいところといったら、まだら模様にピントが合わせやすいことくらいだ。
仮にやぶ蚊が絶滅してこの世からいなくなったとしても、僕としては一向に構わない(笑)

D2X + PC Micro Nikkor 85mm F2.8D
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タイミング


昨年那須で撮った写真が、海外のサイトで評価されたので、夢よもう一度で機材を担いでやってきたのだが、今年はどうも失敗だったようだ。

あれほど咲いていた花がまったくなく、昆虫たちの数も少ない。
どうも季節的なタイミングを逸したようだ。
よく考えたら去年はお盆休みより少し前だったのかもしれない。

これは大失敗だった。
次の機会は来年まで待たなければならないのだから・・・
この日を楽しみにして一年間マクロ撮影用の機材を揃えてきたのに・・・

この後は僕のあまり好きではない紅葉の季節になってしまう。
何か他に面白い被写体はないものだろうか?

D2X + AF-S DX Zoom Nikkor ED 17~55mmF2.8G(IF)
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200mmF4マクロ


もちろんAF200mmマクロも持って行った。
このレンズはやはり貴重だと思う。
たしかに癖が強く、今風ではないところもあるが、現状で一番好きなマクロレンズと言われれば、このレンズが第一の候補になる。
焦点距離の上でも200mmマクロというのはけっこう気に入っている。

描写力から言えば、VR200mmF2にマクロ機能があれば、さぞや素晴らしいだろうと思うが、最短撮影距離は1.9mもあり、あまり大きく写すことは出来ない。
したがってこの200mmF4マクロの存在価値は大きい。
ただ200mmを2本も持って歩くことに抵抗はあるが・・・(笑)

D2X + Ai AF Micro Nikkor ED 200mm F4D(IF)
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色合い


マクロレンズとしては、1/2倍までの近接撮影ができる。

面白いのは、デジタルを意識して作られたと思われる製品に、共通した「色合い」があるように思えることだ。
このPC85mmもそのひとつで、柔らかく暖かみのある「色」を持っている。
VR200mmF2もそうだ。
対照的なのはAF200mmF4マクロで、多少くすんだきつい色になる。

D2X + PC Micro Nikkor 85mm F2.8D
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