シネマ日記

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青春デンデケデケデケ

2005-08-20 | シネマ さ行
1960年代、香川の観音寺を舞台にした高校生の青春ドラマ。大林宣彦監督作品。

デンデケデケデケというヘンテコな言葉は、ベンチャーズのパイプラインのエレキギターの音である。それを想像していただければ…デンデケデケデケデケデケデケ…お分かりになるだろうか?

昼寝の最中にラジオから流れてきたパイプラインのエレキギターに魅せられた主人公林泰文が高校でバンドを組んでロックする。でもそこは、60年代の香川県観音寺市。素朴なることこの上ない。ロックはもちろん不良の音楽とされてはいたが、周囲の人の大きな反対に遭うでもなく、まずは仲間を集め楽器を買うためにアルバイトをし、同級生の楽器店で楽器一式を購入。あとは街中いたるところで、デンデケデケデケと練習に明け暮れる。

物語は他愛もない高校生の日常が語られるだけなんだけど、香川弁も可愛く(香川の人が聞いたら下手くそなのかもしれんけど)、高校生の初々しい男女の悩みや友情、先生、家族との触れ合いが丁寧に描かれ60年代から70年代が青春時代だったという人ならじーんと涙を流してしまうんじゃないだろうか?ワタクシはその時代に青春時代を送ったわけではないけれど、それでもなんかどこか懐かしいような感じがする。そう、でたっ!古き良き時代というやつだ。うん、やっぱ好きですね。こういう時代背景。主人公がこちらに話しかけてくる手法で描かれるのもちょっとコントチックだけど、ワタクシは好きだ。

本当になんちゃあない話なんやけど、なんか心に残る。これが大林監督の実力なのか?

ワタクシは岸辺一徳演じる高校の先生が主人公に楽譜をくれたり、第二軽音楽部を創設するのを手伝ってくれたりして、「先生、これはひいきやないですか?」と主人公に聞かれ、 「一生懸命やってるやつは思いっきりひいきするんや」と堂々と言ってのけるところが好きですね。教育委員会的にはバツなのかもしれないけど、こんな先生いいですよね。

あとはやっぱり、ぼんさん役の子大森嘉文。主人公にいっつもエロ本を貸してくれるんです。しかも、ご丁寧に初級編からきちんとステップアップしていくように順番に貸してくれるんですよ。こういうマセた子って絶対いますよね。でも、彼の場合ただマセてるだけじゃなく、ぼんさんなので妙に悟りを開いてるというか、その辺の大人より世間を知ってたりするんですよね。でもひねてるんじゃなくていい奴なところがまたいいですね。

オマケ若き日の浅野忠信が主人公の親友、ギターの師匠役で出ています。顔はまったく変わってません。まだまだ、ヘンテコな映画ばっかりに出る前で正統派な感じがします。
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4 コメント

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おっつ (はやみ)
2005-08-27 15:29:08
ご無沙汰じゃ~( ̄^ ̄)



知ってる映画が無くて・・・スマン!!

観音寺と言えば我が故郷です。





撮影に行きましたぁ~(母校ですから)

エキストラで思いっきりカットくらいました。

今でもデケデケのおっさん(元メンバー)がウロウロ

しています。



内容は忘れました。文化祭でギターを弾く・・・ウォータボーイズみたいなお話??
はやみへ (coky)
2005-08-29 09:19:45
>文化祭でギターを弾く・・・ウォータボーイズみたいなお話??



そう言われるとそうかも。なるほど。



はやみが聞いて香川弁はどうやった?って覚えてないか…
記憶が遠いよ~ (はやみ)
2005-08-31 11:57:23
かなり前に観たので・・・当時、高校生やったので、

撮影現場も見ました。関西弁の語尾に「けん」「きん」をつけた感じでした。あまり違和感は感じなかったカナ???
はやみへ (coky)
2005-08-31 21:52:12
…「きん」???

どんなとき使うの?

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