
映画館で予告編を見て、アカデミー賞外国語映画賞オランダ代表ということもあって見たいなぁと思っていたんですが、監督が「ショーガール」や「インビジブル」のポールヴァーホーベンといういうのを知り、ちょっと大丈夫か?と思ったりもしていました。彼がこんなタイプの作品を撮るなんて思ってもいなかったから。でも、この時代のヨーロッパのものって好きだし、オランダ代表に選ばれるくらいだからいい作品なんだろうと思って見に行きました。
1944年、ナチ占領下のオランダ。家族をナチに殺されたユダヤ人ラヘルカリスファンハウテンはレジスタンスに協力してナチの将校ムンツェセバスチャンコッホと寝て情報を得ることに。ムンツェはナチの将校ながら、流血を嫌い無駄な処刑などを止めたりしている。彼のそんな姿を見たり、彼もまた戦争で家族を亡くしたということを知ったりしていくうちにラヘルは彼を本当に好きになってしまう。ムンツェもまたラヘルがユダヤ人だと知りながら、恋心を抑えきれない。
そんな二人の恋愛の話と同時に、レジスタンスの活動やナチとの息詰まる攻防、ラヘルのスパイ活動が描かれ、見ているほうはドキドキしっぱなし。深刻で暗い戦争映画というよりは、サスペンス溢れるスパイ映画といった感じ。そこへ後半は”ブラックブック”を鍵としたミステリーが展開する。
深刻なテーマを描きながらも“娯楽”を忘れないのはヴァーホーベンらしいところだと思うし、少し音楽や演出が大げさに見えるのも彼らしいといえばらしいのかもしれない。ラヘルがやたらと脱がされるシーンが多く、それは彼女が色じかけで綱渡りをしてきたからでムダに脱いでるシーンはないんだけど、そのシーンの多さと彼女の体の美しさからヴァーホーベンの女体へのこだわりを見た気がした。
主役のカリスファンハウテンはなんだか昔の日本の女優のような雰囲気をたたえていて、清楚な中にも大胆な色気と自分の信念のためにはどのようなことでもするという並大抵ではない根性を感じさせた。時代背景や音楽のせいもあると思うんだけど、むかし沢口靖子が演じた「李香蘭」を髣髴とさせるものがあった。カリスファンハウテンはむかしの女優や沢口靖子では決してできない体当たり演技を見せているのだけど。
ムンツェを演じるセバスチャンコッホも「善き人のためのソナタ」に続いて良い人を演じていて、そういう役がとてもよく似合っているとは感じたけど、今回はナチの将校役だったから、「善き人のためのソナタ」とは正反対の役柄を見られるかと思っていたところもあったので、それは残念だった。ハリウッドの俳優と違って、次々と作品を見ることはないだろうけど、これから彼が出る作品をできるだけチェックしたいと思った。
ハリウッド映画ではないので、なかなか大々的に上映されないけど、ナチを背景にした映画ながら実際には娯楽色の強いドキドキ映画なので、そういうタイプの映画が好きな人にはぜひオススメします。
1944年、ナチ占領下のオランダ。家族をナチに殺されたユダヤ人ラヘルカリスファンハウテンはレジスタンスに協力してナチの将校ムンツェセバスチャンコッホと寝て情報を得ることに。ムンツェはナチの将校ながら、流血を嫌い無駄な処刑などを止めたりしている。彼のそんな姿を見たり、彼もまた戦争で家族を亡くしたということを知ったりしていくうちにラヘルは彼を本当に好きになってしまう。ムンツェもまたラヘルがユダヤ人だと知りながら、恋心を抑えきれない。
そんな二人の恋愛の話と同時に、レジスタンスの活動やナチとの息詰まる攻防、ラヘルのスパイ活動が描かれ、見ているほうはドキドキしっぱなし。深刻で暗い戦争映画というよりは、サスペンス溢れるスパイ映画といった感じ。そこへ後半は”ブラックブック”を鍵としたミステリーが展開する。
深刻なテーマを描きながらも“娯楽”を忘れないのはヴァーホーベンらしいところだと思うし、少し音楽や演出が大げさに見えるのも彼らしいといえばらしいのかもしれない。ラヘルがやたらと脱がされるシーンが多く、それは彼女が色じかけで綱渡りをしてきたからでムダに脱いでるシーンはないんだけど、そのシーンの多さと彼女の体の美しさからヴァーホーベンの女体へのこだわりを見た気がした。
主役のカリスファンハウテンはなんだか昔の日本の女優のような雰囲気をたたえていて、清楚な中にも大胆な色気と自分の信念のためにはどのようなことでもするという並大抵ではない根性を感じさせた。時代背景や音楽のせいもあると思うんだけど、むかし沢口靖子が演じた「李香蘭」を髣髴とさせるものがあった。カリスファンハウテンはむかしの女優や沢口靖子では決してできない体当たり演技を見せているのだけど。
ムンツェを演じるセバスチャンコッホも「善き人のためのソナタ」に続いて良い人を演じていて、そういう役がとてもよく似合っているとは感じたけど、今回はナチの将校役だったから、「善き人のためのソナタ」とは正反対の役柄を見られるかと思っていたところもあったので、それは残念だった。ハリウッドの俳優と違って、次々と作品を見ることはないだろうけど、これから彼が出る作品をできるだけチェックしたいと思った。
ハリウッド映画ではないので、なかなか大々的に上映されないけど、ナチを背景にした映画ながら実際には娯楽色の強いドキドキ映画なので、そういうタイプの映画が好きな人にはぜひオススメします。
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