シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

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バージニアウルフなんかこわくない

2005-08-24 | シネマ は行
新しく就任した大学の先輩教授リチャードバートンの家にお邪魔した若夫婦。この先輩夫婦なんかアヤしい。酒に酔ってはいるけれど、、、お互いに大声でののしり合ったかと思うと結託して若夫婦をイジめるようなことを言い始めたり。挙句の果てにおばさん妻エリザベステイラーのほうが若いダンナを誘惑しにかかたりまでする。それでも、先輩教授は何もしない。

どうもおかしな空気が流れている家だ。いや、空気は流れていない。よどんでいる。どうしてだろう?夫婦のののしり合いの中に家を出て行った息子のことが登場する。この息子の話もなぜか双方食い違っている。一体何なんだこの夫婦は?愛憎に満ち満ちている。

何か事件が起こるのかと言えばそんなわけでもない。実はこれは人間の内面を深くえぐった作品なのだということが徐々に分かってくる。中年を迎えた夫婦の歴史。謎めいた息子の存在。その全てがラストで明らかになる。運命に傷ついた繊細な人間の心の崩壊をエリザベステイラーとリチャードバートンがすばらしい演技で表現。ラストは静かな涙を誘う。アカデミー主演女優賞納得。

古い作品で白黒だし、映画を見慣れない人には少し見にくい作品かもしれない。かなりとっつきにくい。でも、舞台劇調なのが好きな人はぜひ見てください。一旦、はまってしまうとラストまで食いついて見てしまうと思います。
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