シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

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4分間のピアニスト

2008-02-19 | シネマ や行
予告編を見たときからかなり興味がありました。ドイツ映画って真面目で丁寧でそれでいてハートウォーミングなものが多くて好きだし。今回も囚人である天才ピアニストと頑固な昔かたぎの教師という設定だけでかなり魅かれるものだった。

若くてエネルギッシュで暴力的なジェニーハンナーヘルツシュプルングと80歳の上品で物静かなクリューガーモニカブライブトロイという正反対な二人が心を通わせていく過程を丁寧に描き出すなかで、それぞれの過去のトラウマにも触れるという手法はこういう設定のなかでは王道と言えるのではないかな。ワタクシはこういうドラマは王道でいいというか、逆に王道であってほしいタイプなので、その点には満足しました。教える立場のはずのクリューガーが本当はジェニーによって解放されるっていうのもこれまた王道ですが、満足です。

ただ、クリューガーの過去がね、、、ドイツってやっぱりナチスからは切っても切り離せないんだなぁ。年代的にしょうがないんだろうけど、ここはひとつナチスは関係ナシでやってほしかった気もする。

最後の4分間はね、ワタクシの期待とはちょっと違ってたな。期待はずれだったというわけではないけど、予想とは大きく違っててちょっと驚いた。もう少し、クリューガーに教えてもらったことを披露してほしかった気もするけど。ジェニーのエネルギーが爆発しほとばしる4分間ではありました。最後のクリューガーの表情を見ているとあれで彼女は納得だったんだろうし。

主演2人の演技がとても素晴らしいのだけど、クリューガーを演じるモニカプライブトロイはモーリッツブライブトロイのお母さんなんですねー。モーリッツブライブトロイは「ランローララン」に出てた俳優さんなので、顔を見れば知っている人もいるんじゃないかな。ジェニーを演じるハンナーヘルツシュプルングはほとんど無名の女優さんだったのが、オーディションでこの役を得たのだとか。ピアノのことは全然分からないので、弾き方がリアルだとかそういうのは分かんないんだけど、彼女の背中を丸めてガニ股で歩く姿がジェニーのような不良娘をものすごくよく表現していて、とてもリアルで、怖くて近づきがたいような、それでいて内面の傷つきやすさもにじみ出ているという難しい雰囲気をよくあらわしていたと思う。よく見ると顔は美人だし、これからどんな役に挑戦してくれるのか、楽しみな女優さんがまた出てきた。

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