シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

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リベリオン

2006-06-06 | シネマ ら行
未来。人々はいっさいの感情を毎日の薬の注射で抑制し、平和な世界を保っていた。戦争を引き起こす怒りや憎しみを抑えるために好きとか愛しているとか素晴らしいとかそういったポジティブな感情まで押さえ付けてしまっているが、それはすべて平和を保つためやむを得ない犠牲であり、この平和な世界はそれを犠牲にするに値すると政府は説いていた。その感情規制法を侵したものは容赦なくその場で殺されるかまたは罪に問われほどなく火刑にされる。

それを取り締まるのがクラリックと呼ばれるエリートたち。今日も罪人を一斉清掃した。そのクラリックの一人であるクリスチャンベールは相棒ショーンビーンが罪人が持っていた本を証拠として提出しないで自分のものにしたことに気付く。つまり、相棒はある種の感情に目覚めたのだ。というより感情を持つために薬をやめていると考えられる。クリスチャンベールは相棒を容赦なく射殺。(あのショーンビーンをこんなところで殺してしまうなんて、なんて贅沢なキャスティングなの)相棒が持っていた本の中に書かれたフリーダムというメモを見つけてしまう。それから彼は相棒のこと、昔感情規制違反で火刑になった妻のことを考えるようになった。

妻と言ってもおそらくこんな世の中だから愛で結ばれた関係ではなかったのだろう。子供も二人いるがその子供たちが二人の愛の結晶とは思えない。この世の中では子供たちも感情を持たず、この家でも学校で泣いている子供を見掛けた長男が通報すべきかどうか父親に相談する場面があるくらいだ。そして、父親はもちろん通報すべきだと言う。相棒のことをきっかけに少しずつ感情について考えるようになったクリスチャンベールは注射を打つのをやめてしまう。それによって感情を持つようになるクリスチャンベールはこの世の中の異様さに徐々に気付く。

全体的に淡々とした感じだけど、近未来の無機質な乾いた感じが出ている。感情がないという設定はどうしても無理が生じるというか、今のセリフには何の感情もないとは言えないんじゃないの?っていうのがどうしたって出てきてしまう。所詮感情のある人間が感情のない世界を描くのはかなり無理なことだよね。

ただワタクシはクリスチャンベールが好きなので贔屓目で取り上げちゃいました。クリスチャンベールはかっこよかった。もの凄く目立っている俳優ではないけど、「太陽の帝国」のときから好きだったんですよねー。今回は、この武道の達人であるクラリックをマトリックスよろしく演じていた。彼の筋肉ムキムキぶりはいつもすごい。「ガン型」(Gun-Kataって拳銃と空手の型を足したやつらしいっす)なんていうのは馬鹿らしくてちょっと笑っちゃうけど。こういう発想はいかにも西洋的だなー。

クリスチャンベールの息子が典型的な無感情チルドレンかと思いきや実は味方だったところが一番のシーンかも。近未来ものがお好きな方に深く考えたくないときにどうぞ。

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2 コメント

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アタタタ! (間諜X72)
2012-07-25 19:38:15
なぜか、北斗の拳を思い出しました。
猛スピードで撃つ!
他には「サイボーグ009」かな?

第三次世界大戦後。
言論どころか意思や感情も統制する。
ぞっとする怖さがありました。
間諜X72さま (coky)
2012-07-26 14:41:44
「北斗の拳」はど真ん中の世代なんですが、実は見たことも読んだこともなくて…

「サイボーグ009」は逆に全然世代じゃないのに、子供の頃大好きで全部読みました。
今度映画になるのが嬉しかったのですが、絵のタッチが全然違ってがっかりです。

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