シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

太陽の誘い

2005-04-23 | シネマ た行
1998年のスウェーデン映画です。マイナーですみません。

不器用で字が読めない不細工な中年農夫のところに家事手伝いとしてやってくる薫立つようなフェロモン全開のそれでいて下品でない女性。この農夫、女性経験がなくこの二人お互いに惹かれるのですが初めはうまくいきません。でも、いったん愛し合うと「えっ?女性経験なかったんじゃ?いや、だからか」というくらい激しく愛し合います。あ、別にエロいのがメインの映画ではありません。この二人の気持ちが純粋なんです。恋人同士でいながらも、恥ずかしくて字が読めないことを隠し続けた彼。彼女の秘密。そのために起こる悲劇…

スウェーデンの田舎の風景の中に現れる色香漂う女性によって発生する周囲の妙な緊張感がうまく作品全体を覆っていて、普通のシーンでもなんだかドキドキ 
英語じゃないのも手伝って独りで雰囲気盛り上がっちゃいました。
そして、不細工だけど(もしかしたら、キモいおっさんかもしれんけど)純粋な農夫を応援しちゃいました。美しい作品です。最後は涙が出ました。弱いんですよねー、「実は字が読めないのを隠してる」とかいう設定。切ないの好きなんです。

最近はケーブルテレビ入ってるおうちも多いと思いますので、ひょっこりやっていたら見てやってください。

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