シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

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リンカーン弁護士

2012-07-26 | シネマ ら行

初めあまり興味なかったんですが、予告編を見たら面白そうだなと思ったし、マシュマコノヒーライアンフィリップも久しぶりに見られるしいいなと思って行ってきました。

高級車リンカーンを事務所代わりに使っているやり手弁護士リック(マコノヒー)。彼を形容する言葉はまさに“やり手”というのがピッタリという感じ。熱血でもエリートでもなく“やり手”。ある程度汚い手も使うし、適当に顧客をあしらって金を多く巻き上げることもある。そんな彼のもとに娼婦を暴行した容疑で逮捕された資産家の息子ルイス(フィリップ)から弁護を依頼される。ルイスはあくまでも無実を訴えリックは彼の弁護を引き受けるのだが…

このルイスという青年が無実かどうかというところに物語の軸があるのかと思っていたのだが、そうではなくてかなり早い段階でルイスは黒に近いグレーからすぐに真っ黒というふうに分かってしまう。しかし、リックは弁護を引き受けてしまっているので、その調査の段階で知りえた情報を漏らすことは守秘義務がありできない。

リックの調査員のフランクウィリアムH.メイシーはルイスに不利な証拠を掴んでしまい殺害されるし(しかも何者かがリックの拳銃を盗みフランクを銃殺)、リックが数年前に司法取引させて刑務所に入れた男マルティネスマイケルペニャはどうやらこのルイスの過去の同様の手口の事件の罪をかぶった形になっているらしい。そんな事実が次々と明らかになるのに、守秘義務から何も言えないリック。それを知っていながらリックを利用するルイス。

裁判が始まり観客はルイスの弁護をするリックの姿を見ることになる。友人でもあった調査員を殺された上に、無実の男を刑務所に入れてしまったリックの辛い心情とは裏腹に、見事にルイスの無罪を立証していくリック。

当然このまま終わるわけはない。でもどうすんのどうすんの?と思っているうちにあれよあれよと裁判は進み、リックの主張が通って行ってしまう。え?このままではまんまとルイスが無罪になっちゃうよ!と思ってみていると実際にルイスは無罪に。

いやー、でもね、当然リックは何かを仕掛けている。以前の事件でマルティネスを逮捕した刑事ブライアンクランストンを裁判所に呼んであった。裁判の行方を見守りながら、以前の事件の犯人はルイスだと刑事に確信させたリック。自分は弁護士としての職務を全うし、かつルイスを有罪にする手はこれしかなかった。裁判後法廷から出た瞬間あっさり以前の事件のことで逮捕されるルイス。

え?逮捕されたよ、ルイス。早や!もう終わり?なんかえらいあっさり終わってしもたなぁと思っていたら、ルイスが保釈されてきてしもうたー!

元妻マリサトメイと幼い娘の身に危険が及ぶ。と、ここから最後までの15分から20分くらいのリックがものすごくカッコいい。最初に“やり手”と書いたが、リックは多少の汚い手なら使う。映画によく出てくるヒーロー像とは全然違う。法律の範囲内ではルイスに手を出せないリックは普段世話している依頼人のハーレー軍団を使ってルイスを痛めつける。このときのリックの"Hospital, not morgue."っていうセリフに超シビれた。「病院送りだぞ。モルグ送りにはするなよ」と言うのだ。この辺がねー、モラルがなくて大好き!憎たらしいルイスをやっつけてくれてスカッとしました。

リックは熱血ではないと最初に書いたけど、無実の男を間違って刑務所送りにしたことを深く反省し悩んでいたりして正義感はきちんと持ち合わせているので最後のモラルのない行動もワタクシはすんなりと受け入れられました。

マシューマコノヒーって日本では知名度がイマイチですが、若いときカッコ良かったけど、中年になってかなり渋くなってきたなぁ。このリックの役はすごく当たり役だと思う。地味にシリーズ化してほしいなぁ。

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