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鼓曲萬来

銅鐸

銅鐸

銅鐸(どうたく)に興味を持っておりますが
殆どの方にとってはどうでも良い事だとは
充分承知しております。
 
しかし、何と言うんでしょうか
私、此の銅鐸が非常に好きでありまして
未だにこの話が出る度にワクワクしてしまうのであります。
 
まず、この日本特有の歴史的鋳造物は
一体何に用いられたのか
 
そもそも此れは一体何であるのか?.....
 
そして現時点ならば此の青銅鋳造も可能であるが
当時の鋳造技術では此れは製造不可能
しからば此れは一体誰が制作した物なのか?....
 
謎に満ちた一品ではあります
銅鐸....。
 

 
と、申しましても
所謂歴史学者とか考古学者のように
研究、調査を行うといった、事実に基ずく検証、立証
といった畏まった領域にはあまり興味は無く
 
単に此の不可識な物を通して
荒唐無稽なインスピレーションを働かせ
まったく裏付けの無い仮説を立てるといった
そういう事が好きなのであります。
 
過去に於いても銅鐸有志の会の方々からの
鋭い仮説に度々笑わせて頂きましたし
数々の偉大なる意見もございましたが
まあ、通常的な見解という意味では
楽器或いは梵鐘
 

しかし、あの仏事法要で使う鈴(リン)あれは

培(バイ)と呼ばれる撥で奏する物ですが
銅鐸には外から打ちつけた形跡が見当たらず
言うなれば風鈴のような舌が内側から銅鐸を打つ形状
しかも写真で解る通り
上部にはおそらくどこかに吊るす為でしょうか
穴があいております
しかし現物にはあきらかに土中に底辺を埋めて使用した形跡
あるいは吊るすにはあまりにも接着部分が薄い等
楽器、としての使用は根拠が薄くなっているのも事実
 
占易等の事を択(たく)と申しますので
おそらく呪詛、祈祷の道具とも考えられますが
天体観測用の暦でもあったとの見解も有力説となっております、
 
しかし、此れ等は埋葬の際に一緒に埋葬され
(今でも故人の思い出の品として生前の嗜好品等を一緒に埋葬する風習もありますが)
つまり、もっと身近な故人の生活必需品であったとも考えられます
なにか形見の時計とか、好きだった文具とか
 
或る人は
「此れは当時の我々が想像出来ない調理方法があって
謂わば此れは当時の最新家庭調理器具である」......と言って
失笑をかった者がおりましたが
元々が謎の、不可識器具ではございますので
それもあながち否定は出来ないところが
銅鐸のミステリアスな魅力ではあります。
 
いずれかの時に此の謎が解明される時が必ず来るとは思いますが
出来るなら.....
最近は底が見えるというか、普通に理解納得出来る事柄が多いもので
我々があっと驚くような、....しかも想像の範疇を超えた
そんな使用方法
あるいは特別な器具であったとか、
もっと、もっと違う異次元領域の、......そういう物であって欲しいと
心からそう思う管理人ではございました。
 

銅鐸

 

しかしながら、管理人は未だに銅鐸に手を触れた事がございません

全く残念な事なのですが

もし手にとれば更に新しいインスピレーションも湧いてくるかも

と密かな希望も抱いております

3つ位あれば音色とか

あ~、欲しいなあ、銅鐸。

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