喫茶 輪

コーヒーカップの耳

「鶺鴒」8号

2017-07-16 16:06:31 | 
江口節さんから詩誌「鶺鴒」8号をお贈り頂いていた。

表紙詩は増原順子さんの「無限の中で」。
なるほどと思わせられました。
わたしの好きな将棋は81マス。その中に無限の広がりがあります。
初々しい同人(年齢は知りませんが)のみなさん16人の作品が並んでいます。
みなさん素朴に書いておられて好感が持てます。
発行人の江口さんのお人柄でしょうか。
今号、原和子さんの「カラス」に感心しました。

  探しているものが

  探しても 探しても見つからなくて

  どうでもいいものばかり出てきて

  イライラしていると

  窓の外で カラスが

  しきりに鳴くので

  急に 心がやさしくなって

  固くなったパンを投げると

  ピョン ピョンはねて くわえて

  小鳥の水吞場で やわらかくして

  食べている

  探しているものが

  見つかってよかったね

           (カラス)


なんでもなさそうだが、わたしは「うまい!」と思いました。

皆さん個々の寸評は、江口さんにお届けします。
ありがとうございました。
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