富士山…コーヒー…そしておしゃべり

富士河口湖駅からほど近い小さな喫茶店。店の事や近所の話題、富士山、季節の移ろい等々、見た事思った事をのんべんだらりと…

春の嵐 2

2014-03-31 10:37:35 | 日記
 昨日午後、雨は小降りになりその後猛烈な風が吹き始めました。以前、風の道、と呼ばれていることをご紹介しましたが、その言葉の持っているロマンティックな響きなど簡単に吹き飛ばしてしまうくらいの風。しかもそれが夜通し続くという事態。その音で度々目が覚め、ゆうべはあまり良く眠れませんでした。いつ如何なる場合でも眠る自信のあったマスターですが、どうも強風はいけません。今朝も風は吹き荒れ、入り口の外の玄関マットも外用のサンダルも当然の如く吹き飛ばされて跡形もありません。尤も、分かっていてしまわなかったのですから、自業自得、みたいなものですが。その代わり、どっかの汚い段ボール箱が飛んで来て、木に引っかかっていました。
 それでも9時過ぎくらいからは風も穏やかになってきて、晴天の景色をくっきりと見せてくれています。風が塵を吹き飛ばしてくれたのでしょうか。そんな朝方、まだ風の強かった時間の富士山です。

そして、今日はもう一つオマケ! 先ほど近くの大型スーパーに買い物に行った時の、駐車場から眺めた富士山です。左下の方に、富士急ハイランドのジェットコースターも映っています。
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春の嵐

2014-03-30 09:38:31 | 日記
 きのうは穏やかな暖かい一日。富士山は霞の向こうに少しトーンを下げて見えていました。で、ネットを見ると明日(つまり今日)は春の嵐、との予報。朝からの雨。朝焼けの富士山はお預けになるでしょう。という予測で、昨日夕方近く、外へ出て撮影してきました。たまたま、珍しいほどの笠雲がかかり、これはこれで面白い写真じゃないでしょうか。そして天気は予報通り、朝からの雨。春の嵐、というほどには雨も風もまだまだですが、夕刻からは荒れるようです。関東近辺、太平洋側の皆様、ご注意下さい。
 さて、春の嵐と聞くと(『栃の嵐』ではありません。)かならずヘルマン・ヘッセの例の小説を思い出します。まだマスターがうら若き好青年であった頃、胸を熱くして読んだ記憶があります(どこまで本当の話しか自分でもよくわからなくなってきました(^◇^;) )。そうすると何だか、また読んでみたくなり早速アマゾンを調べると1円という中古本が出ていました。半分、怖いもの見たさも手伝って早速注文。はてさて一体どんな本が届くやら。説明には読むのに支障はない旨が書かれていましたが…。いろいろな意味で到着が待たれます。
 と言うことで、昨日撮影しておいた笠雲を被った富士。ご覧下さい。
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風の道

2014-03-29 10:14:59 | 日記
 この商売、いつも満員御礼という訳にはいかない。以前、この道の先輩が教えてくれた。
「客商売は待つのが仕事、です。」と。
 そして先日、ご近所のお客さんから伺った。
「この辺、昔から風の道って言うんですよ。西からの風が大体いつも拭いているんです。」

 風の道…

 なんだか、その言葉が聞けただけで、報われたような気がした。

 今朝の富士山です。東の空に雲がうずくまって朝日を遮り、朝焼けの姿は見えませんでしたが、その分不思議にコントラストが強く、なにか貼り絵をおもわせるような富士山でした。
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『富嶽百景』

2014-03-28 10:02:13 | 日記
 朝焼けの富士山。この時間はまだ昨日来の雨雲が少し残っています。

 そしてその一時間ほど後の富士山。見事です。

 富士山と言えば昨日、もうストーリーもすっかり忘れてしまっていた太宰の『富嶽百景』をふと思い出し、久しぶりに青空文庫で読みました。そう、「富士には月見草がよく似合う」のあれです。太宰はその中で富士山を風呂屋のペンキ画のようだ、俗っぽいとケチョンケチョンにケナしています。太宰一流の照れでしょう。自分の命まで照れ隠しに使ったヒトですから。その辺が同じ無頼派に括られても坂口安吾とは随分違うところ。個人的にはやっぱり坂口ですが。それでも最後の方で太宰は富士山の動じなさを褒めている。その辺も太宰らしさですかね。その中に河口湖はもちろん富士吉田(ずいぶん細長い町、と書かれていましたが当時はそうだったのでしょうか)そして我が船津の地名が出てくるではありませんか! 別段、どうと言うこともないのですが、ちょっと嬉しくなった次第。
 ところで、『富嶽百景』の中で太宰が逗留した「天下茶屋」、今ではきれいになっているそうですが、お客さんから伺った話しでは桜桃忌にあわせて、天下茶屋でも催しが開かれる由。結局三鷹には一度も足を運んでいないので、今度の6月19日、天下茶屋に行って太宰を偲んでみましょうか。
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口数の少ないお客さん

2014-03-27 09:00:23 | 日記
 昨日のお客さん、何とも口数の少ない方がいらっしゃった。開店してそれほど時間は経っておらず、従って他にお客さんもいない。記憶にある方なので二度目だと思う。飲み物とパンのご注文をいただく。それをお出ししてからしばらく、新しくおろした食器の洗い物をしていた。その間、一言も言葉はない。ちょっといたずら心がムクムクとわき上がり、話しかけてみた。もちろん、表情は穏やかににこやかに。
「ようやく暖かくなってきましたね。」
「うん。」
そこで会話は途切れる。そのまま沈黙が続く。やがて飲み物の追加のご注文をいただいた。それも最初と同様、単語のみ、そのお客さんの口から出た。
 別段ヒト嫌いという雰囲気を醸し出している訳でもない。それなら端から来たりはしないだろう。不愉快そうな感じにも見受けられない。
 美辞麗句や上っ調子でほとんど意味を失ってしまったような言葉が無駄に飛び交う昨今、この沈黙、悪くないな、そんなことを思いながら、洗った食器を拭いては棚にしまった。

 ところで、今朝は昨夜からの雨は上がったものの、全天厚い雲。富士山は裾野すら見えません。
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